過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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214: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/09(金) 21:02:36.98 ID:LO8Fdti3o

和「良いんですよ。三人分も五人分もそれほど大差ある訳じゃありませんし」
京太郎「いや、あると思うぞ」

これが一人前から二人前くらいなら俺だって同意出来ただろう。
だが、三人分から五人分までの間には割りと深い溝があるのだ。
基本的にレシピというのが二人か三人分で書かれている所為だろうか。
口で説明するのは何とも難しい感覚的なものだが、ともあれ俺の中でその差は結構、大きいのである。

和「じゃあ、私の夕食の準備を手伝って下さい。一人だと今から三人分用意するのは手間ですから」
京太郎「あー…もう…そう言われると断れないじゃないか」
小蒔「あ、私もお手伝い…」
和「そうですね。では、小蒔さんも終わったら手伝ってくれますか?」
小蒔「はいっ♪」

屈託のない笑顔で頷く小蒔はいそいそと片付けに戻る。
こうして誰かと一緒に何かの作業をするのが小蒔は基本的に好きだ。
鹿児島でもそうだったので、恐らく生来の気質からそうなのだろう。
一歩間違えれば寂しがり屋に繋がりかねないそれに俺は和と共に笑みを浮かべながら、そっと立ち上がった。

和「それではよろしくお願いします」
小蒔「分かりました!」

そのまま二人で部屋から出て行く俺たちを握り拳と共に小蒔が見送った。
そんな小蒔の前で扉を締めてから、俺達は廊下を渡り、階段をゆっくりと下っていく。
かつて逃げるように去っていったそこを和と一緒に緩やかに下る感覚は未だに慣れない。
特に後ろ暗い事はないはずなのに、妙に悪いことをした気になって落ち着かなくなってしまうのだ。


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