過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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32: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/08(木) 21:12:35.56 ID:WgdoOi2Io

京太郎「まぁ、俺もデートなんて初めてですし、気軽に行きましょう」

いきなり素に戻っての言葉は、うちがプレッシャーを感じているんじゃないかと心配してのものなんやろう。
何だかんだでこれがうちの初デートなのは、京太郎君も知っている事なんやから。
それを胸の中がさらに暖かくなるのを感じながらも、うちはその言葉を見過ごす事は出来ひんかった。

漫「て言うか…初めてなん?」
京太郎「そりゃそうですよ。そんな暇ないですし」

うちはてっきり原村さんや神代さんととうの昔にデートしているものやと思っとったんや。
いや、そうでなくても、メールや電話で仲良さげに出てくる宮永咲と一回くらいはこうしたお出かけをしているもんやと思い込んどった。
けれど、あっけらかんと返す京太郎君には嘘は見えず…だからこそ、うちの胸は大きく跳ね、ドクドクと鼓動の音を大きくしてしまう。

漫「じゃあ、うちが京太郎君の初めての女なんやね」
京太郎「逆に俺も漫さんにとって初めての男な訳で」
漫「つまり…お揃いやね」
京太郎「お揃いですね」

そんなバカップル丸出しな会話をしながら、うちらはサンドイッチを咀嚼していく。
その勢いは決して遅くはなく、また二人で食べているという事もあって、あっという間に減っていった。
時折、会話を挟みながらの食事の時間は楽しいが、サンドイッチがなくなればそれを維持する事は出来ない。
その侘しさに一つ肩を落としながら、うちは京太郎君にそっと水筒のコップを差し出した。



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