過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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33: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/08(木) 21:14:54.18 ID:WgdoOi2Io

漫「諸行無常やなぁ…」
京太郎「いきなり何を言ってるんですか」

そんなうちの手からコップを受け取りながら、呆れたように突っ込む京太郎君。
そのままグイっとコップを呷った彼はうちにそれを返してくれた。
勿論、そこには京太郎君の唾液が残っておるはずや。
そう思うと唐突に喉の奥が乾いて、さっき補給したはずのお茶が何故か唐突に飲みたくなる。

京太郎「美味しいもの食べるのも、楽しいのもこっからでしょうに」
漫「せ、せやね!」

そう言って、京太郎君はうちにほっとするような暖かな笑みを向けてくれる。
まるで心からうちとのデートを楽しみにしてくれているのが伝わってくるその笑みに、良心がズキリと疼いた。
何せ、今のうちは完全に上の空で、京太郎君の言葉を聴き逃しそうになっていたんやから。
意識の半分以上をコップに引っ張られていたんうちに、そうやって素敵な笑顔を向けられるとなんとなく申し訳なくなる。

京太郎「それで…今日は何処に行くんですか?」
漫「それは秘密や」

そんなうちの気持ちに気づいとるのか気づいとらへんのか。
京太郎君はその話題を大きく変えて、うちへと尋ねてくる。
それに釣れなく返しながら、うちはそっと水筒とランチケースをトートバッグへとしまっていった。
最後にその口をきゅっと紐で縛ってから、うちはベンチから立ち上がる。


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