過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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882: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:57:50.43 ID:SezU/tkCo

京太郎「アンタ…!」
「聞かれたから答えたまでだ。お前が怒るのはお門違いもいい所だぞ、須賀京太郎」
京太郎「それでも…!言って良い事と悪い事があるだろうが!」

しかし、それが決して叶わなかった事を教えるように、二人の怒りがぶつかります。
熱いそれと冷たいそれが真っ向から対立し、二人がじっと睨み合うのが分かりました。
そんな二人に対して私は何を言って良いのか分かりません。
内心、期待していた事を…お父様に娘として愛されていたのだって言う事を…粉々に砕かれ…私はどうしたら良いのか分からなくなっていたのです。

「大体、須賀の家系がいなければ、こんな面倒な事をする必要はなかったのだ」
京太郎「だったら最初から俺のことを認めなきゃよかっただろう」
「違う。お前ではない。500年前の事だ」

そう肩を落とすお父様の言葉は私も知らない事でした。
まるで須賀という名前と500年前から因縁が続いているかのようなそれを聞いたことなどありません。
私の知る500年前の出来事は、巫女が悲恋に心惑わされ、今までにない規模の暴走をしたという事だけ。
そこには須賀の名前は一文字足りとも現れず、神代家がその後、どれだけ苦労したかという苦労話へと繋がっていくのです。

「貴様ら須賀の人間が当時の巫女を誑かさなければ…500年前も暴走する事などなかったのだからな」
小蒔「え…?」

苛立たしげに口走るその言葉に私は驚きの声を返しました。
それも当然でしょう。
500年前、巫女が暴走するほどに恋焦がれた相手はどんな書物を紐解いても出てこないのですから。
寝物語にさえも浮かんでこないその人は神代にとって、ずっとタブーに近い扱いをされてきたのでした。
そうやって禁じられていく中で姿形どころか名前すら消えていったと思っていたその人の存在をお父様が知っている。
それだけでも驚きに値する事なのに、それが京太郎様のご先祖様と言うのですから驚く他ありません。


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