6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/08(木) 20:55:21.08 ID:eRR4la40o
【天才作曲家、星井美希】
『記者会見でも発表された通り、仮面アイドルの主題歌は星井に一任された。
ここでご理解頂きたいのが、スケジュールの都合上、時間的猶予はあまり残されていない事。編集や調整の事を考えると、放送開始の1週間前には完成していなければ、非常に厳しいのである。
だが、星井は締め切り3日前になっても、まだ原型すら考えていなかったのである。
そんな彼女の奮戦をご覧頂こう』
美希「あー‥‥」
春香「おはよー。‥‥美希、何してるの?」
美希「おはよー‥‥見ての通り、この世の地獄を体験してるの」
春香「え?‥‥あ、ひょっとして、昨日から帰ってないの?」
美希「うん‥‥もー‥‥こんな事してても、出ないものは出ないの」
春香「いつまでだっけ」
美希「3日後‥‥大体さ、3日で歌なんて作れるわけないの! おかしいって思うな!」
スタッフ「‥‥あの、曲を作ってもらえるように頼んだの、3ヶ月前ですよね?」
美希「‥‥あー! もう! やめた! 寝るの!」
春香「み、美希‥‥」
スタッフ「星井さん。間に合うんですか?」
美希「徹夜なんてしても、いい曲は浮かばないの! 仮眠を取って、頭をリフレッシュさせた方が、絶対効率いいって思うな」
春香「まあ確かに‥‥一理あるかも」
美希「それじゃミキ、1回帰るね。次来る時は、原型なんて言わずに、完璧な主題歌を作ってくるの!」
『結局この日は、そのまま帰ってしまった星井。そして2日後』
春香「おはようございまーす。あ、美希、おはよ‥‥美希?」
美希「あー‥‥ああああー‥‥」
スタッフ「‥‥‥‥」
美希「‥‥いやね、曲はもう、色々思い付いてるんだよ? ただまあ、それが採用になるかって言うと‥‥」
スタッフ「‥‥わかりました。先ほどスタジオに確認したところ、最低限4日前に仕上げてもらえば、何とかなるそうです。それまでに‥‥」
美希「4日後って事は‥‥ひぃふぃみ‥‥間に合うかな〜。もうさ、諦めちゃうって手もあると思うの」
スタッフ「」イラッ
春香「そ、そんな事言わないでさ‥‥」
スタッフ「‥‥‥‥」ポパピプペ
美希「‥‥?」
スタッフ「‥‥あ、秋月さんですか? どうも、お世話になってます。実はですね‥‥」
美希「え!?」
『ここで説明しておこう。この世で星井の最も恐れる人物。その人物こそ、765プロのプロデューサー、秋月律子なのである。社会のルールやモラルに人一倍厳しく、星井の天敵とも言える存在の秋月。スタッフは、ついに禁断の手を使ったのだ』
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