過去ログ - 美琴「傍にいて」
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4: ◆n9cydZxNSw
2013/08/10(土) 00:35:59.00 ID:OGetzeLF0
忘れていたけど上条美琴同居設定でお願いします。


「美琴も来るか?……って無理だよなぁ」

「他人事みたいに言わないでよ……っう……」

顔をしかめて呻きながら美琴は言う。
明日は日曜日だ。という事で調子に乗り、夜の魔翌力と一時の情熱に身を任せた結果がこれだ。
同じ衝動を感じた筈なのに、上条の体はランニングに行く程ピンピンしており、反対に美琴の方はまともに立てない程の腰痛をその身に宿している。
男女の体のつくりの違いもあるが、あれだけ動いてなお準備運動として前屈をしている上条は、レベル5(超能力者)の彼女からしても異常だった。

「んー。なら四時半までには帰ってくるから、それまで待っててくれよ。いいか?」

上体だけ起こした美琴の柔らかい髪をくしゃっと撫でて、子供を宥めるような口調で上条は愛する我が儘少女の説得を試みる。
いつもは一時間異常外を出歩く彼にとっては、出血大サービスの譲歩だ。
だが、

「傍にいて」

「いやでもこれ日課」

「傍にいてよ…当麻ぁ」

上条の腰にしがみつき、潤んだ瞳で上目を遣うという悪魔のコンボに、彼の出血大サービスは全くの無意味であった。
美琴の目を見ないように不自然に顔を逸らしながら腕を組んで考えた結果、上条はとりあえず洗面所に向かう事にした。


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