3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/10(土) 06:07:27.90 ID:sPyV5R1Eo
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────ヤバい。
俺が目の前の光景を見て最初に浮かんだ一言。
いたいけな美少女が、犬の首輪を自分にはめて、心なしか嬉しそうにしている。
……一体何が起きたのか。ファッション? おふざけ?
いや、そもそもなぜ犬の首輪をつけようと思いついたのか?
そういうプレイ? 加蓮や奈緒あたりにでもけしかけられたのか?
いろいろ思考を巡らせるが、当然答えなど出るはずもなく。
これでは埒があかない。
ひとまず俺は考えることを放棄して、ここへやってきた目的を果たすことにした。
まずはどうやって彼女に俺の存在を気付かせるか……
咳払いをすればいい? それとも、それとなく言葉をかけるのがいいのだろうか?
少し考えてから、俺は口を開いた。
「なんだ、何か欲しいものでもあるのか」
その瞬間の、こいつの動きを、表情の変化を、俺は忘れることができないだろう。
普段のクールなあいつからは考えられないものだったが、ふと、デジャヴを覚えた。
なんだろう、どこかで見たことがあるような。
────あぁ、千葉……もといウサミン星へ行ったときの菜々か。
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