7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/10(土) 06:29:08.59 ID:sPyV5R1Eo
おずおずと、上目づかいに、そしておそるおそる訊くことしかできない。
凛「こ……こんな変な私なんてもう厭だよね……幻滅したよね……」
凛「幻滅しても……お願いだから私の担当は外れないで。お願い、見捨てないで……」
私が懇願の言葉を発し終わらないうちに、プロデューサーは、私の頭をぽんぽんと撫でた。
そして少し笑いながら、
P「別に厭ではないし幻滅もしていない。そりゃ最初は確かに度肝を抜かれたが、改めて見ると可愛いじゃないか」
凛「ほ……ホント?」
真正面からの可愛いという言葉に、どぎまぎしてしまう。
ダメだよ、渋谷凛。お前はクールアイドル、可愛いと言われてもクールに流すの、クールに。
頭の中の別の私が、必死に落ち着かせようとしている。しかし、
P「ああ、それに、自分自身でも気に入ったんだろ? さっき、意外と馴染むって呟いてたじゃないか」
瞬間、私の顔はボンッと真っ赤に爆発した。
凛「う……そんな段階から聞いてたんだ……」
ほとんど最初の方だよそれって。
P「揃えたいとも言ってたよな」
凛「うぅ……」
孔を掘って埋まりたいとは、まさに今の心境を云うんじゃないだろうか。
首輪を外したいけれど、いま取ったらなんか負けのような気もする。
どうしよう。
必死に打開策を模索していると、予想外の提案があった。
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