過去ログ - とある幻想の平行世界(パラレルワールド)
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20:RX ◆sve3Om/P86[saga]
2013/08/12(月) 12:05:27.30 ID:5xtNrarY0
――



???「…?」


窓のないビル内の薄暗い部屋にて、その少年は目を覚ました。

少年は辺りを見回し、ため息をついた。

機械的な光が四角い部屋を照らしている。


???「…はぁ、どこだよ、ここ……」

???「おい、スキマ妖怪、居るんだろ?出てこいよ」


少年は、自分をここに連れてきたであろう人物に心当たりがあった。

幻想郷創造に関わっていた賢者と称えられる大妖怪、八雲紫である。

しかし、何度声をかけてもその妖怪は現れない。


???「…何がどうなってんだ全く……」

???「よっこらせっと…」


少年は立ち上がり、もう一度部屋を見渡そうとしたが、そこで自分の体にある違和感を覚えた。


???「…あ?どうなってんだ?」

???「能力の制限が解除されてやがる…」


少年はとある事情により、能力の使用をある程度抑えるように制限をされていた。

しかし、今はその制限がない。

少年は掌に光球を生成し、それを壁に向かって投げつけた。

軽く投げたにも関わらず、その球は音速を遥かに越えた速度で直進し、壁に激突した。

壁に傷一つ付かなかったのには多少驚いたようだが、能力の制限が完全に解除されていると知った少年は満足げに笑みを浮かべていた。


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