156: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:23:14.19 ID:srSI9Kzs0
セレス「泣きの一回とはいえ、賭けは賭けですから……約束通り手がかりを教えますわ」
苗木「ありがとう、セレスさん……」
苗木「でもその前に聞きたいんだけど、どこで手がかりを見つけたの？」
157: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:23:53.12 ID:srSI9Kzs0
苗木「……どうしてモノクマと賭けを？」
セレス「相手がいなくて暇だったもので」
苗木「そう……ありがと、セレスさん」ﾆｺﾆｺ
158: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:24:43.85 ID:srSI9Kzs0
セレス「見に行ってみると、確かに視聴覚室のデータファイルが一つ増えておりました」
セレス「その後も鍵のかかった情報を得るのに少々苦労がありましたが……まあ、貴女も行ってみるといいでしょう」
セレス「これが私の得た手がかりです。参考になりましたか？」
159: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:25:23.24 ID:srSI9Kzs0
苗木「あのファイルが増えてたの、セレスさんのおかげだったんだね？」
セレス「まあ、そういうことになりますわね……」
苗木（なんかがっかりしてる……？）
160: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:25:57.81 ID:srSI9Kzs0
セレス「貴女、あのゲームをやった割に随分呑気ですのね？」
苗木「え？ ま、まあまだロックされたデータは見てないから、呑気も何も……さっき不二咲さんがモノクマにゲームクリアを伝えに……」
セレス「そうではありません。"ゲーム本編"の話です」
161: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:26:33.27 ID:srSI9Kzs0
《夜 セレスの部屋》
セレス「あら、よくお似合いですわ」
苗木「これ、寝間着なの……？ なんかもこもこしすぎじゃ……」
162: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:27:14.07 ID:srSI9Kzs0
苗木「ま、まさか明日一日香水を着て過ごせなんて言わないよね？」
セレス「さすがの私もそんな命令は思いつきませんでしたわ。とんだ変態ですね、苗木さん」
苗木「な、なんで僕が……」
163: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:27:59.11 ID:srSI9Kzs0
セレス「……」ﾓﾐｯ
苗木「ひゃっ！ な、何するの！」
セレス「手が滑りましたわ」
164: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:29:01.25 ID:srSI9Kzs0
セレス「昼にも言いましたが、私は……十神くんや霧切さんや不二咲さんのような捜査能力はありません」
苗木「そんなことないよ……昨日、モノクマから情報を引き出してくれたじゃない」
セレス「偶然ですわ。偶然モノクマしか遊び相手がおらず、偶然モノクマの賭けたものが貴女の情報だっただけです」
165: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:29:45.95 ID:srSI9Kzs0
苗木「セレスさん……」
苗木「とりあえず、僕の胸に当てた手をどけてもらっていいかな」
セレス「あら失礼。テンピュールな抱き枕かと思いました」
166: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2013/08/11(日) 15:30:42.52 ID:srSI9Kzs0
《翌日 食堂》
苗木「…………」ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
大和田「！？ ぶふっ！」
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