過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
1- 20
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/12(月) 22:01:26.65 ID:EHlwHqUX0
天方の非道な言葉。
朱里が怒りに任せて机をバンッと叩いた。
その瞳からは、ぽろぽろと涙を零していた。
ばっと通路に飛び出し、制止しようと後ろから腕を掴んできた滝井良悟の手を振り解き、教卓に向かって走り出していた。

「ひどい…っ!!
 なんて事するのっ!?
 許さない…許すもんか…っ!!
 殺してやる、殺して――」

 

ずぶっ

 

肉を刺す、不気味な音が聞こえた。
僅かな音であるはずなのに、それは妙に耳に響いた。

岸田の刀が、朱里の体を貫いていた。

「朱里ちゃん…っ!!」

特等席でその様子を見てしまった梶原匡充(男子4番)と逢坂珠尚(女子1番)が声をそろえて――長年同じ施設で育っただけの事はある――悲鳴混じりに朱里の名を呼んだ。

「ど……して……っ」

朱里は薄めの唇の端から真っ赤な血を流していた。
刀は体から抜かれたが、朱里が避ける間も無く、刃は再び朱里を襲った。
ほぼ皮1枚で辛うじて繋がっているような朱里の細い首から、噴水のごとく鮮血が噴き出した。

「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!!」

あちこちから一斉に悲鳴が上がった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
349Res/393.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice