過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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135: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/08/31(土) 19:18:33.65 ID:2wffK/fl0


豚神「……というか、でかすぎないか!?」

目の前で、正体をさらけ出した魔王──苗木誠について漸く考えられるようになったのか、豚神はそんな感想を漏らした。
豚神の言うとおり、巨大なモノクマから出てきたので異様にでかい。
まるでどこかの続編の絶望さんと同じくらいの大きさだ。

江ノ島「魅力満点のビッグボーイ。あそこもビッグだったりしちゃって…きゃーっ」

霧切「こんな時に下品な冗談言ってないで」

苗木?「ああっと…そうだったね。いつもこのサイズだったからつい…」

巨大な苗木はそう小さく呟いたつもりなのだろうが、身体がでかいせいで霧切達に丸聞こえの上、フッと吐いた吐息が突風となって襲い掛かる。

罪木「わぷっ!」

七海「……む、なまあったかいね」

七海がそんな艶っぽい感想を漏らした後、まるで風船が萎んでいくかのように、巨大な苗木は姿を縮めていく。
そして霧切達“よりも少し小さくなる”頃合いで速度は遅くなっていった。

苗木?「うん、この位かな」

やがて、霧切達の目の前には、どこからどうみても苗木誠にしか見えない、【誰か】がいた。

苗木?「誰かなんて失礼だなぁ…ボクは苗木誠だって……」

頬を掻きながら、どこか頼りない雰囲気を醸し出す少年。
その仕草、区長、雰囲気、何もかもが苗木誠にしか見えず、だからこそ困惑する。

霧切「貴方は…本当に、魔王なの…?」

苗木?「全く…察しが悪いなあ。それでも本当に超高校級の探偵なの?霧切さん…思考放棄なんて探偵がする事じゃないと思うけど」

豚神「お前は……俺達を、裏切っていたのか?」

苗木?「裏切る?ははっ…君に言われたくないよ。キミは何全何万もの人々を騙してきたんでしょ?ボクは悪くないよ、キミの様な“騙し”の専門家がいるのに無様に騙されたキミたちが悪いんだ!」

罪木「どうしてこんな酷い事…っ!」

苗木?「酷いこと?君たちが今までにしてきた悪事に比べたらなんてことないはずだよ。ボクはあくまで【ゲーム】を楽しんでいるだけだ。自分の罪を棚に上げて他人を批判するなんて…そんなのは希望じゃないよ!」

江ノ島「ねえ、アンタ誰?」

苗木?「さっきから言ってるだろ!ボクは苗木誠だよ!まあ…キミに理解してもらおうとは思わないよ。キミと話していると気持ち悪くなってくるんだ。吐き気がしてたまらないんだよ。キミみたいな害虫は今すぐ駆除しないと。それが世界の為なんだ」

七海「……」

苗木?「……。……」

七海に視線を向けた苗木は、ふんと鼻を鳴らして目を逸らす。
まるで、言葉を放つに値しないとでも言うかの如く。



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