過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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150: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/08/31(土) 23:11:59.71 ID:2wffK/fl0

苗木は右手を掲げる。
するとそこに黄金の光が集まっていき、徐々に剣の形を成していった。
ナエギも同じように、左手を掲げる。
そこに集まったのは、今までのように漆黒の光ではなく、血のように赤い光。赤の光は同じように剣の形を成した。

ナエギ「希望なんてあると思っているのか!」

苗木「そうだよ!ボクらの想いは無駄にならない!」

ナエギ「無駄だよ!姉さんのシステム改変で、このゲームをクリアした瞬間に、この世界は崩壊する!何も残らない!現実のキミたちには、この世界での記憶は一切残らない!」

剣がぶつかり合う。
赤と金がぶつかり、激しく火花を散らす。

苗木「そんなこと、関係ないじゃないか!」

ナエギ「なっ!?」

苗木の黄金の剣が、赤の剣を弾く。

苗木「ボクは諦めない。そう決めたんだ!」

苗木「ボク達の…この世界での思い出は、ボク達の心の中にある!それだけで、充分だ!」

ナエギ「そんなもの…この世界が崩壊すれば、消えてなくなるんだぞ!」

武器を失ったナエギは、苦し紛れにそう叫ぶ。

苗木「ボク達は消えない…ボク達の意思は、希望は…必ず受け継がれていく……!」

ナエギ「在り得ない有り得ないアリエナイ!そんなもの、希望でも何でもない!ただの妄想だ!」

苗木「それは違うよ!」

苗木は黄金の剣を構え、ナエギに向かって振り下ろす……!

ナエギ「ぐ、う…!」

苗木「妄想なんかじゃない…ボクの、ううん…ボク達が望んだ希望は……必ず未来を形作る…!」

苗木「どんな絶望だって突き破って……進んでいけるんだ!」

黄金の光はその輝きを増していき、苗木達は眩い光に包まれていく。





苗木「これが、ボクの、希望だああああああああああああああああああ!!」








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