過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/09/06(金) 20:45:17.44 ID:kiEUD2sF0
戦刃むくろ√後日談
「残念系少女★★☆(星二つ半)」
「──私は、君が好きです」
「敵同士かも知れないけど…もしも苗木君が困っているなら、力になるね」
「盾子ちゃん、苗木君の邪魔は、させない──!」
「大丈夫だよ。私は信じてる。きっと君なら、世界を救えるよ」
「君が隣にいてくれるだけで、私は誰にも負けない…。盾子ちゃんにだって、負けない」
「大好き、です──」
言葉の、重さ。
一つ一つの言葉に、その人の想いが、込められているような気がした。
その言葉は、ボクに向けられている。
それがなぜだか嬉しくて、ボクはその言葉の主が誰だったか考え始めた所で──
現実に引き戻された。
苗木「……ん」
揺らぐ視界、滲む涙。
服の袖で僅かに溢れた涙を拭いながら、ベッドの脇に置いてある時計に目をやった。
時刻は午前10時。起きるにしては少し遅いかなってくらいだ。
苗木(昨日は少し根を詰め過ぎちゃったかな…)
ボクは部屋のデスクに目をやると、そこには元気に稼働しているパソコン。
画面にはいまだによく分からない数列の群れ。
まだまだ先は長い、と思ったけれど、先があるって事は、希望はまだある、という事でもあって。
脳を働かせるためにも、複雑な思いで、これまでの記憶を掘り起こした。
【あの事件】から数週間が経った。
ボクを含めてあのゲームに関わった人たちには、奇跡的に記憶の一部を取り戻していた。
その記憶はボク達に少なからず影響を与えるもので、ボクの周りも、ほんの少しだけど、変化していった。
例外は、ボクくらいだろうか?
ボクが思い出した記憶は、ゲームの最後で、七海ちゃんを救うという約束をした事だけだった。
それ以外の事は残念ながら思い出せない。
大切なことだし、別に思い出せなくても仕方ないんだけど、どこかモヤモヤとしていた。
苗木(それに…今日の夢は……)
今となっては良く思い出せないけれど、とても大切な記憶だった気がする。
まあ、思い出せないのならしょうがない、切り替えていこう。
ボクは今日も、元気にパソコンに向かうのだった。
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