過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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291: ◆x/rxoIq2T6[saga sage]
2013/09/11(水) 20:46:26.85 ID:WyJOtal50


舞園「はい、どうぞ」

椅子に座ってから数分後、テーブルの上には大きな鍋と大きめの皿が置かれていた。

日向「…カレーか?」

舞園「そうですよ。王道ですし薬も混ぜやす…隠し味なんかも凝れますし」

狛枝「……」

狛枝の手がカタカタ震えている。

日向「ま、まあ…せっかく作ってもらった訳だし、頂こうぜ」

七海「いただきまーす」

狛枝「……い、頂きます」

ちょっと怖いけど…ええい、ままよ。
カレーをスプーンで掬い、口に放り込む。
……ふむ。
ゆっくりとカレーを咀嚼する。
…………うーん、これは。

七海「美味しいね」

日向「ああ、普通に…美味いぞこれ!」

狛枝「ほ、本当だ!本当においしいね、これ…」

最初は恐る恐ると言った様子で食べていた狛枝も、舞園のカレーに舌鼓を打っている。

舞園「本当ですか?…なんだか照れちゃいますね」

日向「いや、これは本当に美味いぞ…将来結婚したらいい嫁さんになるな」

舞園「ふふ…日向さんったら」

七海「……む」

狛枝「……」

舞園は頬を染めて照れながらも、チラチラと狛枝を見つめている。
まあ、舞園としては狛枝の感想が聞きたいんだろうな。
狛枝はそんな視線に気づかず、神妙な面持ちでカレーを食べていた。黙々と。

舞園「その…狛枝さん、美味しいですか?」

狛枝「え?あ、ああそうだね。美味しいと思うよ」

不意に話しかけられたからか、狛枝は少し呆けたような声を出した後、そんな取っ手付けた感想を言った。
うーん、その言い方はちょっとマイナスじゃないか?

舞園「……そうですか、良かったです」

案の定、舞園は少しだけつまらなそうに唇を尖らせた、様な気がした。
そんな風に舞園を観察している俺を、七海がじとっとした目で見てくる。

日向「どうかしたか?七海」

七海「……なんでもない、と思うよ」

日向「何でもある顔してるぞ」

七海「……ふんだ」

うーん、たまに七海の考えが読めない。
いまのは特に怒るところでもない気がするんだけどな…。




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