過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/08/24(土) 22:00:33.61 ID:WzI0y4MJ0
心臓が止まってしまいそうだった。
もしも健太や麗、朝比奈紗羅(女子一番)や鳴神もみじ(女子十二番)に万が一のことがあったとしたら――すぐに駆けつけたいのに、その場を動くことが許されず、気が気ではないまま1時間半も経ってしまった。
無事であることをただ祈るしかなかった。
どうして、プログラムに選ばれてしまったのだろう。
どうして、プログラムなどというものが存在するのだろう。
クラスメイトが傷付け合うことを大人たちが強制するなんて、おかしすぎる。
田中顕昌(男子十一番)だって、横山圭(男子十八番)だって、死ななければならない理由なんて何一つなかったのに――いや、誰にだって死ななければならない理由なんかあるはずがない。
咲良は自分の隣に転がっている特殊警棒に目を向けた。
デイパックの中に入っていた物だ。
咲良の祖父が師範をしており咲良も幼い頃から鍛錬を積んできている“葉鳥神道流”は総合武術のため、素手での格闘だけでなく剣や薙刀などの道具を使ったものもあり、棒を使用しての格闘も当然身に付けてはいるのだが、それをクラスメイトに使えるかというと話は別だ。
人の痛ましい様を見るのは大嫌いだ。
本当は、格闘技や武道も好きではない。
祖父が師範をしていなければ、絶対に縁を持つことはなった。
試合も好きではないのに、戦闘だなんて、絶対に嫌だ。
「あたしも、奨くんみたいなのがよかったな…
武器なんて、欲しくなかった…」
「……これは……多分……」
「うん、政府の人たちにしてみたら“ハズレ”…なんだろうね。
でも…優しくて温かい奨くんらしい気はする。
これって、ロイヤルゴペンハーゲンでしょう?
あの人たち、センスは良いと思うな」
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