過去ログ - 天井「どうしてここまで来たのだろうな」
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◆n7YWDDtkCQ
[sage saga]
2014/08/03(日) 16:21:17.70 ID:va4NCZXP0
To: 木山 春生
Sub: Re:
たった今こちらも布束経由で知った。
春上衿衣が悲鳴を聞いたらしい。
布束は春上と生徒達が繋がっていると知らないが、
現在メールで春上に事情を確認している。
同席がまずければ移動する。
簡潔にそれだけ送信し書庫に接続、春上の情報を確認――、
する間も無く今度は天井の携帯が無機質な電子音を発した。
木山『――そちらに居るのは布束博士だけか』
天井「あぁ。私の研究室だ」
木山『伝言ゲームをしている暇はない、彼女にも事情を話す。スピーカーにできるかな』
天井「待ってくれ」
使い慣れない機能に手を焼くよりは、と布束に携帯ごと渡して設定を頼む。
その隙にデスクの椅子をソファの傍まで引き摺り、PCのモニタとキーボードを強引にこちらに向けた。
袖に引っ掛けた開発のデータがばさりと落ち、床に白く散らばった。
布束「Now, 良いわよ」
木山『……聞こえているかな』
スピーカーと同時にマイクの感度も極限まで上げられているらしい。
布束の発現に反応して木山が口を開いた。
天井「大丈夫だ」
ソファの前に置かれた携帯電話から聞こえる木山の声はエコーを掛け過ぎたように妙にざらついている。
学園都市の最新技術を使っているとはいえ小さな機体でカバーしづらい範囲に拡声しているのだから当然だが、
戦争やスパイ映画の通信機の音声のようでいやに耳に障る。
木山『布束博士、私が置き去りの治療と地震に関わっていることは知っていると聞いた。
率直に言おう、貴方の友人が聞いた悲鳴は私の生徒のものだ。情報を共有したい』
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