過去ログ - 天井「どうしてここまで来たのだろうな」
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◆n7YWDDtkCQ
[sage saga]
2014/08/03(日) 19:37:11.56 ID:9CcZkNFZ0
天井「――そうだ、風紀委員か警備員の知り合いに協力してもらった方が良いかもしれない。
表立ってそういう立場の人間の妨害はしづらいだろう、MARだけが公的組織ではないのだからな」
そもそもMARが今回の黒幕とは限らないが、そうでないならなおさら治安維持組織の介入は犯人の選択肢を削げるだろう。
木山『ふむ。信用できる相手といえば、この間も助けてくれた風紀委員の二人かな。
確かにこの現状、私達だけでは手が足りない』
ふと顔を上げると、布束がソファの背もたれに後ろから腰をあずけ、じっと天井を見ていた。
閉じた携帯を軽く揺らしている。
木山との通話をスピーカーに戻した方が良いかと思ったが、設定を頼む前に軽く手を振り否定を示された。
特に伝えるべき追加情報は無いということだろう。
天井「何らかの形で上から圧力を掛けてくる可能性もあるが……どんなタイミングで、
何をしようとしたときにそれが起こるかは、逆に敵の狙いや危惧を推察する材料にもなるからな」
木山『参考にしよう。そろそろ私は目的地に着く。何か分かったら必ず連絡を頼むよ』
軽い電子音と共に濃密な通信は途切れた。
そろそろ着く、とは。
背後に雑音が無かったことから、彼女は私有車で移動しながら連絡してきていたようだ。
行動力の高い木山らしい。
こちらも急がなければならない、と席を立つ天井の前に、すっと小柄な影が立った。
布束「地震の調査だの実験被害者の治療だの聞いてはいたけど、あなた、危険なことは一切していないって言っていなかった?
Considering, 随分判断に慣れがある気がするのだけれど」
天井「……黙っていて悪かった」
布束「I'm not caring. この緊急時にどうこう言う気はないし。今ならそういうのに首を突っ込むのも分からなくはないわ」
布束は携帯を、フリルが多すぎてどこにあるのかも分からないスカートのポケットにねじ込んだ。
ついでに裾を直しながらざっくりと髪を手で直し、
布束「早く行きましょう。私も彼女が心配なの」
迷いない視線で言い切った。
どうして周囲にはこう、強い女性が多いのだろうか。
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布束も同行してよいか
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