過去ログ - 天井「どうしてここまで来たのだろうな」
1- 20
6: ◆n7YWDDtkCQ[saga]
2013/08/11(日) 16:52:58.70 ID:XOZAxrJC0


気掛かりというのは、奥歯にはさまったように主張して止むことがない。
それだけに拘泥しては大事なものを見落としてしまうが、この空いた時間の思考で除去できるならするべきだ。

テレスティーナが天井を過大評価する理由――。
思い当たる点を探るため、辿ってきた道や関わった人物に思いを馳せていたが。

天井「ん、そういえば」

起動したままのメールソフトを差出人で検索。
表示名は、今年やっと10歳になる少女のものだ。
少女ながら、強能力の評価を与えられた電撃使いの。

あの実験関連では参加要請を辞退したこと、必要に迫られて第一位と接触したことばかり気にしていたが、
少女――御坂美琴との繋がりも無視できない要素ではないか。
まるで超能力者になることを予期しているかのような実験計画。
彼女もまた不可解な立ち位置なのだ。

天井「しかし、最近忙しいこともあって時々のやりとりしかしていないからな……」

そも、御坂に対しては校外の開発協力者の一人でしかないのだ。
電撃使いの開発には実績のある天井だが、一、二ヶ月に一度プログラムを渡すだけの指導では限界も見えている。
能力向上に全く寄与していないとは思わないが別段大きな働きもしていないだろう。

天井「それでも丁寧に近況などを書いてきてはくれるのだがな。……大人よりしっかりしているのではないか?」

手紙を捲るように、一通一通に目を通す。
最後の日付は丁度骨折事件の数日前だった。

天井「記憶によればいずれ超能力者になるはずだが……大能力者認定も、まだされていないのか」

仮にも開発に関わっているのだから、そういった報告は届くはず。
そうでなければ時間割の厳選のために指導の継続を断られるか。
文面には、そのどちらのアクションの影も見えない。
定型的な能力測定値の概要に始まり、あとは学校行事だとか日常的な内容ばかりだ。
添付にはプログラムを実施してのレポートが別途。

天井「今のところ、彼女の開発に携わっているだけで目を付けられる要素は無いように見えるが……。
   それとも絶対能力進化実験の方で何か動きが?」

御坂の容姿に天井は一種の恐怖を抱いている。
ゆえに顔の造作などを普段は意識しないようにしており、彼女のイメージは丁寧な文章が大半を占めていた。
表面上、その印象にぶれは無いが。


>>+2
御坂についてどうするか
 a. 御坂にメールで色々聞いてみる
 b. 御坂に会ってみる
 c. 絶対能力進化実験について(無難な範囲で)今の状況を調べてみる
 d. ここまでにしておく


・ということで、遅くなりましたがよろしくお願いいたします
 しょっぱなから地味な感じですが





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
252Res/141.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice