過去ログ - 科学と魔術とその他諸々が交差する時、物語は始まる。(東方×禁書、主に禁書)
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36:三期来いや[saga]
2013/08/17(土) 22:02:16.04 ID:GQJIwsfa0
一方で。アリスと魔理沙は、路地裏から顔を出した。

彼女達の視線の先には、有刺鉄線の巻かれたハンマーを引きずる黄色い女がいる。

魔理沙「あれが前方のヴェントで間違いないみたいだな。魔法使いってのは、大体格好がおかしいからすぐ分かるぜ。」

アリス「…じゃあ、私達の格好もおかしいの?」

魔理沙「私達は別におかしくないだろ。幻想郷でも指摘されたことなかったし。で、どうする?」

アリス「マスタースパークで不意打ちしかけてみたら?仮にもこちら側の世界のトップクラスだそうだし、それ位がちょうど良いでしょ。」

魔理沙が白く細い手を掲げた。白い圧倒的な光線が、標的をよける暇もなく呑み込むはずだった。

しかし。一粒の火花さえ散らす前に、確かな異変が起こった。

何の前触れもなく、彼女の呼吸が停止した。

魔理沙「…、アァ…!?」

抵抗もなく、彼女の体が雨が落ちる道路に崩れ落ちる。

慌てて彼女を抱えようとしたアリスは気づいた。

音を感知し振り返った前方のヴェントの目が、彼女達を捉えた事に。


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