過去ログ - 由比ヶ浜と観覧車に閉じ込められた。
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/12(月) 00:12:01.45 ID:ujzG0/IU0
由比ヶ浜の言っていた通り、お化け屋敷など所詮作り物だ。
それっぽいものが突然やってくるから怖いと感じる。
だからお化け屋敷で感じる怖いは「びっくり」が本質だろう。
つまり、ある程度予測できてしまえば怖くなどないのだ。
それに、あいつらは人間に直接手を加えない。
どんなに近づいて来ても攻撃などしてこない。心配することはない。

俺達は進んでいく。迷路ではないから迷うこともない。
ただ進んで行けば良いのだ。

八幡「あんまりくっつくなよ・・・」

結衣「うー・・・」

こいつ聞いてねえな。俺の声が聞こえないレベルで怖いんだろうな。
ちょっと置き去りにして別室でモニター鑑賞とかしてみたい。
10回叫んだら罰ゲームみたいな。アイドルの番組とかでよくあるよな。

結衣「きゃああああああああああああああああああああああああああああ」

仕掛けの度に由比ヶ浜は叫んでいる。
正直由比ヶ浜の叫び声の方がびっくりする。

八幡「お、終わりみたいだな。」

結衣「や、やっと終わった・・・?」

八幡「なんだ、やっぱり怖かったじゃないか。」

結衣「だからぁ!怖くないって言ってんじゃん。」

八幡「その割にはずっと叫んでたし逃げ腰で俺のこと掴んでたよな。俺に腕にお前の指の跡付いたぞ。」

結衣「るっさい!ヒッキーのバーカ!ヒッキーだって絶叫マシンビビってたくせに!」

八幡「ばっかお前、あれはその、絶叫マシンっていうくらいだから絶叫してただけだし。正しい楽しみ方に基づいていただけだ。決して怖かったわけじゃない。」

結衣「嘘!あれは絶対本気でビビってた!」

八幡「あー、もう行くぞ。ほら、次どこ行く?」

このままじゃ埒があかないので話題をすり替えた。
こういう時はこれに限る。相手の意識を逸らしてしまえばどうってことない。

その後、俺達は他のアトラクションを転々とした。
てかなんで遊園地ってあんなに絶叫系多いの?
もうちょっとのんびりできるやつないの?
ほら、優雅に船旅しながら昼寝できるとか。そういうやつ。

そして日も暮れてきた。
八幡「そろそろ帰るか?」

結衣「んー、あ、最後にあれ乗ろう!観覧車!ほらっ!」

八幡「お、おう。」


俺たちは観覧車に向かった。
観覧車は誰も並んでおらず、すんなり入ることができた。



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