過去ログ - 由比ヶ浜と観覧車に閉じ込められた。
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 02:31:52.46 ID:iDkWC1qb0
結衣「ヒッキーは私のこと嫌い?私は誰よりもヒッキーのこと好きだよ?」
八幡「嫌いじゃない。俺だって由比ヶ浜のことは好きだ。でも・・・付き合えない。」
結衣「なんで・・・?お互い好きなのに付き合えないなんておかしいよ・・・。」
八幡「どうしてもだ。」
俺とお前じゃ住む世界が違う。俺が言いたいのは単にこういうことだ。
由比ヶ浜が俺と付き合うと由比ヶ浜まで蔑まれる。俺はそれが許せない。
でもそれを言うべきなのか。俺はそれを迷っていた。
結衣「理由になってないよそれ・・・。ちゃんと言って?ヒッキーが思ってること。ちゃんと・・・。」
由比ヶ浜はいつになく真剣だ。そんな彼女に俺は嘘をいう自信がなかった。
もう・・・俺の本音を言うしかないだろう。
八幡「由比ヶ浜、一緒に行った花火大会のこと覚えてるか?」
結衣「忘れるわけないじゃん・・・。」
八幡「そこで、相模と会ったことも覚えてるか?」
結衣「うん・・・。」
八幡「俺はあの時、すごく嫌な気持ちになった。なに、俺だけがバカにされたり蔑まれるのは構わない。ただ、由比ヶ浜も俺と同じようにされてたのが・・・俺は嫌だったんだ。」
あの時の相模とその他の目。あれは俺と由比ヶ浜を蔑んだ目だった。
そしてあの時は無性に腹が立った。そして由比ヶ浜がかわいそうに思えた。
八幡「だから、俺と一緒にいることで、由比ヶ浜が周囲の人間から蔑まれたりするのが俺は許せない。そしてそれで傷付くお前を俺は見たくない。これは俺のわがままかもしれない。でもこれが俺の気持ちだ・・・だから・・・」
「お前とは付き合えない。」
そう言おうとした時だった。
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