過去ログ - 由比ヶ浜と観覧車に閉じ込められた。
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 02:32:33.07 ID:iDkWC1qb0
バシッ!!!!!
頬に強い衝撃を受けた。
すぐに由比ヶ浜の方を見ると由比ヶ浜は泣いていた。
そしてその姿勢から俺は由比ヶ浜にビンタされたのだと気付く。
そして由比ヶ浜が口を開く。
結衣「なんで・・・」
八幡「え?」
結衣「なんで私のことばっかり考えるの・・・。もうちょっと・・・自分のことも大切にしてよ・・・。」
八幡「・・・。」
返す言葉がない。俺は黙り込む。
結衣「私も同じ・・・。ヒッキーが傷付くのを見ると・・・私だって傷付くの。私だってヒッキーがバカにされるのは見たくない。私もヒッキーと同じ気持ちなんだよ・・・。」
結衣「だから・・・もう一人で何とかしようとしないで・・・これからは私と・・・。」
ガバッ!!!
由比ヶ浜は何か続けようとしていたが・・・俺はつい由比ヶ浜を抱きしめてしまった。
結衣「ひ、ヒッキー!?」
八幡「その・・・なんつーか・・・ごめん。」
結衣「いいよ。だから、もう少しこのままで・・・。」
八幡「ごめん。ほんとに。お前の気持ちに気づけなくて・・・。」
結衣「さっきも言ったけど・・・もうダメだからね?一人で抱え込むの。」
八幡「ああ。」
結衣「だからこれからは・・・二人で・・・ね・・・?」
俺が思っていたより、由比ヶ浜結衣はずっと強かった。
昨日あんなに考え込んだのは何だったんだろう。そう思えてきた。
だからもう、何も悩むことはないのだ。
八幡「由比ヶ浜・・・」
俺は手を緩め、由比ヶ浜と向かい合い、まっすぐ見つめる。
結衣「なに?」
八幡「俺と・・・付き合ってくれ・・・!」
結衣「うん・・・。ずっと待ってた・・・。」
そうして俺達は・・・また抱きしめ合った。
そして俺は心に誓った。
俺はもう、この子は泣かせたりしないと。
この子をずっと守ってやると。
二人で・・・幸せになることを。
-由比ヶ浜と観覧車に閉じ込められた。 おまけ 完-
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