過去ログ - 白坂小梅「め、目を瞑ってみて…」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/12(月) 00:30:41.62 ID:CyCLCfbOo
そこらへんの喫茶店に入って、僕たちは腰を落ち着けた。
と、突然師匠が胸元に手を突っ込んだ。
「なっ、しっ師匠っ?」
ずるりとその手が引きずり出したものを、師匠はテーブルの上に放った。
紙? これは――札か。
「あのガキ……」
「それ、"あの子"が?」
「たぶんな。なんだあいつ」
コーヒーと紅茶を運んできた店員が汚いものを見るような目で札を見て、そのまま無視した。
僕はその札に手を触れないようにして観察してみる。
大きさは紙幣くらいで、それよりも少し細長いか。
全体的に古びた感じで、くすんだ赤色で文字か模様か判然としないものが書かれている。
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