過去ログ - 暗殺者「私が勇者？」 -SS速報VIP

過去ログ - 暗殺者「私が勇者？」

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1: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:10:29.00 ID:AmoVzTMZ0
国王「いかにも。そなたしか適任がいないと思ってな」

暗殺者「……いくら王命と言えど、納得が出来ません」

国王「じゃろうな……理由、聞く？」

暗殺者「聞かなければ始まりません」

国王「そういきり立つな、儂とそなたの仲ではないか」

暗殺者「……」

SSWiki : ss.vip2ch.com

2: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:11:45.98 ID:AmoVzTMZ0
過去作

勇者「定食屋はじめました」
ex14.vip2ch.com

3: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:15:23.77 ID:AmoVzTMZ0
国王「そなた、儂お抱えの暗殺者じゃろう？」

暗殺者「その通りです。今まであなたの指示で何人もの邪魔者を屠ってきました」

国王「だから……今回も、のう？」

4: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:23:04.09 ID:AmoVzTMZ0
国王「最近、国の間で優秀な者を勇者を祀り上げる、というのが流行っておるのじゃ」

暗殺者「……今それに選ばれている本人を目の前にしてよくそんなことが言えるなこの王は」

国王「そなたは人格も問題ない、腕も優秀。この国広しと言えど、そなた以上の者を儂は知らぬ」

5: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:29:53.77 ID:AmoVzTMZ0
国王「何も始末をしろと言っている訳ではないんじゃ」

国王「儂の脅威に値しないと思えば放置でもいい、最悪内部から崩すという手もある」

暗殺者「一暗殺者に無茶を言う……」

6: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:34:47.51 ID:AmoVzTMZ0
ｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝ

暗殺者「親父さん、ただいま」

ドワーフ「おう、帰ってきたか。今回は短かったな、城での指導はどうだ？」

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/12(月) 01:37:12.88 ID:OgRZjhU8o
お！期待

8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:39:34.28 ID:AmoVzTMZ0
暗殺者「実は、私が……最近流行ってるとか言われる、なんだ。勇者に選ばれたみたいなんだ」

暗殺者「もちろん国王の命令だけど」

ドワーフ「勇者！？あのクソッ垂れ国王何考えてんだ」

9: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:44:11.46 ID:AmoVzTMZ0
ドワーフ「そう、お前が旅立つ時に渡しておこうと思ってな」

暗殺者「旅立つって……勇者になったとしか言ってないんだが」

ドワーフ「まぁ、驚いた手前アレだが。先に国王から国の代表として隣国に叩きだすとか聞いたからなぁ」

10: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:48:34.18 ID:AmoVzTMZ0
ドワーフ「えぇっと、どこに仕舞ったかなぁ」ｶﾞｻｺﾞｿ

暗殺者「親父さん、それ道具箱。剣なんて入らないよ」

ドワーフ「入るんだなこれが……お、あったあった！コレコレ！」

11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 01:54:00.37 ID:AmoVzTMZ0
暗殺者「で、結局これはなんなんだ？」

ドワーフ「ああ……お前、神器って聞いたこと、あるだろ？」

暗殺者「神器……この世には存在し得ない物質、および製造方法で作られた神が使うとされる道具」

12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:01:29.71 ID:AmoVzTMZ0
ドワーフ「とりあえず持ってみな」

暗殺者「……何も起こらないが」

ドワーフ「そういうのは魔力を込めるんだよ！グイッとグイッと！」

13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:05:41.98 ID:AmoVzTMZ0
暗殺者「これが神器だというのは……信じるよ」

ドワーフ「おおう！俺は魔力練れないから一回も試せなかったから実は半信半疑だったんだけどな」

暗殺者（確信してるって言ったの誰だよ……）

14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:12:57.13 ID:AmoVzTMZ0
暗殺者「……」ｶﾞﾝｶﾞﾝｶﾞﾝｶﾞﾝｶﾞﾝ

ドワーフ「殴るな！！殴るな！！親を聖剣で殴るな！！」

暗殺者「親父さん、アンタはこんなナマクラを私に預けて送り出そうとしていたのか」

15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:22:24.80 ID:AmoVzTMZ0
王国関所

勇者（暗殺業はしばらく休業だな……）

16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:29:39.70 ID:AmoVzTMZ0
魔法使い「あ、貴方が勇者様ですか？」ﾃﾄﾃﾄ

戦士「ほほう？君が……なんだかパッとしないねぇ？」

勇者「あ、ああ……その通り、僕が国王に選ばれた勇者だよ。君たちは？」

17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:38:12.84 ID:AmoVzTMZ0
戦士「そこの爺さんは放っておこう」

僧侶「酷い！」

魔法使い「次は私ですね……魔法使いです。見ての通りです」

18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:45:13.73 ID:AmoVzTMZ0
僧侶「ホッホッホ！喧嘩を収めるのならワシの出番！かかってこい若造！」

戦士「ま、暴力とかする気は無いけどねー。これから一緒に旅をするんだからこんなつまらない事で喧嘩してちゃ持たないよね！」

勇者「そうだね、君の沸点は分からないけど怒らせないようには気を付けるよ」ｻｯ

19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:53:16.91 ID:AmoVzTMZ0
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

戦士「魔法使いちゃんって可愛いよね？そんなローブを深く被ってたら顔が見えなくて勿体ないよー、歳はいくつ？」

魔法使い「うるさい、黙れロリコン」

20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 02:58:38.65 ID:AmoVzTMZ0
勇者（あの国王ここまで私に何も伝えないって本気でなに考えてるんだ……）

戦士「まぁ会談まで時間はたっぷりあるし、気長に行けばいいさ。俺は早くあっちの国に着いて魔王ちゃんを一目見たいぜー！絶世の美少女って話だぜ！」

勇者「魔王が少女というのも初めて聞いた話なんだけど……」

21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/08/12(月) 03:04:30.78 ID:AmoVzTMZ0
ｶﾞﾀｶﾞﾀ……ｶﾞｼｬﾝ!!

僧侶「むほ！？」ｶﾞﾝｯ!!ｼｭｯ

戦士「イテェ！？爺さん何しやがる！」

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