過去ログ - 「私は喰らい、殺されるしかない」
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18: ◆TCpxQXylEs[saga]
2013/08/12(月) 18:35:14.53 ID:fbZQPxHSO
レトルトの白米を器へと移し、二人の人間の命が溶け合ったものをその上にかける。

「さしずめ義姉弟丼かな…?」
「いただきます」

食屍姫はスプーンで器の中身を掬い頬張り、咀嚼する。

彼女は二人の人間の肉を同時に食べる事が好きだ、特にその二人が赤の他人なら更によい。

材料となった者で勝手な物語を想像する事で更にその食事を満足の行くものにできるからである。

今回はこうだ『少年とその兄の恋人である少女が禁断の恋に落ちた、しかし少年は突然姿を消した、悪い化け物に食べられたからである。そして少女は兄の為と偽り少年を探すがその少女もまた化け物のエサとなったが、化け物の胃の中で少年と一つになれたのでした、めでたしめでたし』

「ご馳走様でした」
妄想と食事の二つに満足した食屍姫はまた失われた命に感謝した。


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