過去ログ - 高木「見果てぬ夢」 黒井「過ぎさりし日の夢」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/12(月) 21:01:30.12 ID:oG/AqZmo0
――新しいプロデューサー君も、でしょう?

ああ、彼のお蔭で、私もだいぶ楽をさせてもらっているよ。

――お蔭お蔭で、順二朗さんが全然働いてないじゃないですか。

そんな事は無いぞ?私だって敏腕プロデューサーとしてかつては…いや、違うな。

――あら、どうしたんですか?

私が愚かだったから、幾人ものアイドルを潰してきた。

――そういう時代でした、仕方がないですよ。

だが…!

――順二朗さんは、それを罪として見ているのですか?

ああ、償いきれない罪だと思っている。だからこそ、私はこうして…

――そう、あなたは自分の手で叶える事が出来なかった夢を、今も見続けている。

見果てぬ夢かもしれん。

――そうですね…アイドル、人々の羨望の的。その運命は激しくも短いモノ…

線香花火の様なアイドルも居れば、打ち上げ花火の様に、一発で終わるアイドルもいる。使い捨てるように働かせ、消耗させ、人気がなくなれば。

――ポイ、ですか。芸能界の厳しさですね。

だが、私はそれが許せなかった。長く、ファンに愛されるアイドルを、ファンと共に歩むアイドルを…

――ホント、変わりませんね…あの人とは大違いだわ。



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