過去ログ - 春原「なあ、岡崎。なんとかして坂上智代を僕に惚れさせる事って出来ねえかなぁ」
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1: ◆/ZP6hGuc9o
2013/08/13(火) 14:00:28.36 ID:VI7POD5so
それは、ある日の昼飯時に唐突に春原が言い出した事が発端だった。

春原「なあ、岡崎。なんとかして坂上智代を僕に惚れさせる事って出来ねえかなぁ」

朋也「お?なんだ春原、お前とうとう血迷ったか?」

春原「血迷ってなんかいねえよ!」

朋也「お前じゃ無理だよ、諦めろ」

春原「そこをどうにかして考えるんだよ!な、頼むよ岡崎!一緒に知恵を振り絞ってくれ」

珍しくも頭を下げて、俺に頼みこんで来る。

朋也「まぁ、暇だし、別にいいけど」

カツサンドを頬張りながら、適当に春原の話に乗っかる。

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2: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:02:59.81 ID:VI7POD5so
春原「さっすが岡崎!で、具体案はあるか?」

朋也「早速俺に知恵を振り絞れってのか?」

春原「僕一人じゃ…いい案が浮かばなかったんだ…」
以下略



3: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:04:15.22 ID:VI7POD5so
春原「どうなんだ、岡崎?お前の目から見て、あいつの弱みはなんかあるか?」

朋也「そうだなぁ……やっぱ、面と向かって告白が一番じゃねえのか?」

春原「は?面と向かって?」
以下略



4: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:05:19.98 ID:VI7POD5so
朋也「つーか、お前いつの間にアイツに惚れてたんだ?」

春原「は?僕が?誰に?」

朋也「智代にだよ。お前に惚れさせたいってことは、お前アイツのこと好きなんだろ?」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/13(火) 14:06:48.18 ID:PLusJDlBo
期待


6: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:06:57.85 ID:VI7POD5so
朋也「つまりお前は、あいつにひと泡吹かせてやりたいと、そういうわけだな?」

春原「ふふん、まぁそういうことさ」

朋也「まぁ上手く行くわけないと思うが、もし万が一仮にお前に惚れさせたとして、その後はどうするつもりなんだ?」
以下略



7: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:09:37.89 ID:VI7POD5so
〜〜〜

杏「あら?朋也に陽平。どこ行くの?」

二年の教室が並ぶ階へと向かう途中、杏と遭遇する。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/13(火) 14:10:18.58 ID:aWuJtNSto
これは期待


9: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:10:47.05 ID:VI7POD5so
杏「……どしたの、あいつ?」

杏はそんな春原の背を指差しながら、訝しげな顔で俺にそう聞いて来る。

朋也「暇なら、お前も一緒に見に行くか?」
以下略



10: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:12:45.19 ID:VI7POD5so
〜〜〜

智代「なんだ、またお前か……」

二年の教室が並ぶ階の廊下の真ん中で、一定の距離を置いて智代と春原が正面から向かい合う。
以下略



11: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:14:35.82 ID:VI7POD5so
春原「まわりくどい話はいい。もう一度言うが……」

智代「な、なんだ?」

春原「智代……。毎朝、僕に味噌汁を作ってくださーい!!」
以下略



12: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:17:15.64 ID:VI7POD5so
智代「なんだ……お前はそんなにわたしの作った味噌汁が飲みたいのか」

春原「ああ!!飲みたいね!!」

そうきっぱりと言い切る春原の顔を一瞥し、智代は黙りこむ。
以下略



13: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:19:05.40 ID:VI7POD5so
春原「どうだ、岡崎!?今回は脈ありと見ていいだろう!?」

そんな杏と入れ替わるように、春原が俺の所へ戻ってきた。

朋也「あの反応はちょっと意外だったな……また軽くあしらわれて終わりだと思ってたんだが」
以下略



14: ◆/ZP6hGuc9o[sage saga]
2013/08/13(火) 14:19:51.06 ID:VI7POD5so
春原「ぐっ……ふん、まあいいさ。あとはあいつからの返事を待つだけだ」

朋也「うまく行くといいな」

春原「他人事みたいに話すなよ!お前も協力してくれるんだろ!?」
以下略



15: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/08/13(火) 14:20:53.60 ID:VI7POD5so
―――教室

杏「あら、おかえり」

俺たちの教室には、杏の姿があった。
以下略



16: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/08/13(火) 14:22:15.64 ID:VI7POD5so
杏「見てたわよー陽平。あんた、坂上に惚れてたのね」

朋也「って、結局見てたことはバラすのな」

杏「あったりまえじゃない!こんな面白い事、放っておくわけなんてないでしょ?」
以下略



17: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/08/13(火) 14:23:34.80 ID:VI7POD5so
春原「おい、岡崎っ!?」

椋「坂上智代さん……?あれ、どこかで聞いたような……」

杏「ほら、今期生徒会選挙の生徒会長に立候補してる人の一人よ」
以下略



18: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/08/13(火) 14:25:11.63 ID:VI7POD5so
春原「ど、どうしよう岡崎……これ、予想以上にやっかいな事になるんじゃ……」

朋也「俺しらね。お前が協力してくれって土下座するから協力しただけだしな」

面倒な事はゴメンだ。俺は咄嗟に春原から距離を置く。
以下略



19: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/08/13(火) 14:27:46.47 ID:VI7POD5so
〜〜〜

放課後。未だ茫然としている春原を置いて、ひと足先に教室を後にする。

朋也(確か、ポスターが貼られてるとか言ってたな……)
以下略



20: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/08/13(火) 14:29:35.88 ID:VI7POD5so
と。

智代「岡崎……」

朋也(うわ……今一番会いたくねえ奴に会っちまった)
以下略



21: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/08/13(火) 14:30:51.99 ID:VI7POD5so
智代「あいつの事を、少し、知りたいんだ。そんなに時間は取らせない」

朋也「……まあ、俺に話せる事なら」

智代「ありがとう、感謝する岡崎」
以下略



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