過去ログ - モバP「まゆのヤンデレを治したい!!」
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129:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/03(火) 23:08:26.49 ID:oET3J+Q20
千枝「大人って大変だな、って千枝は思うんです。私達は、甘えたいときに甘えていられるけど大人は違うみたいです。大人は甘えちゃいけないんでしょうか?それとも……」




サイコアイドル第二話 忘れられないあの人を想いながら

留美「はーい、あなた起きましょう。会社に行く時間よ」

留美「もう自分じゃ起きられないの?はいはい、起こすわよ。ったく、いつまで私に甘えているつもりなのかしら?」

留美「朝ごはんなんて食べて暇はないわ。近くのコンビニで何か買っていきましょう。何よ、その目は?」

留美「私が寝坊したって言うの?冗談はよして。あなたがいつまでも起きないから冷蔵庫に愛妻料理を突っ込むことになったのよ。いいから、文句言わずに支度をしなさい」

留美「ネクタイ曲がってるわよ。もうしっかりしてちょうだい。あなたは私の夫なのよ!!」

留美「行くわよ。ちょっと急がないと本当に遅刻よ」

留美「はぁ…、はぁ…、周りの目?気にしている暇はないわ」

留美「おはようございます。すいません、遅れてしまったようで……、ほら、あなたも謝りなさい。元々は君のせいなんだから」

ちひろ「和久井さん……?」

留美「何?」

ちひろ「その背負っているマネキンは一体……?」

留美「マネキン?おかしなことを言うわね。これは私の夫のP君じゃない」

ちひろ「っ……!!やめて下さい、和久井さん!!Pさんは先月交通事故で亡くなったんですよ!!」

留美「あなたこそふざけないで!!私の夫を勝手に殺さないでほしいわ」

現状は悲惨だった。スーツに身を包んだ和久井留美の背中には等身大のデッサンドールが背負われており、その顔にはPの写真が貼り付けてあった。しかし、もう判別もできないほど傷んでいる。おそらく、唾液やその他の液で傷んだのだろう。それを和久井留美は先月交通事故で亡くなったプロデューサーだと言い張るのだ。しかも、いつの間にか彼と結婚している始末。手におえない。でも、仕事はいつも以上のことをする。だから、皆そのことは言わなかったがなくなって一か月。ついに千川ちひろがキレた。なぜ、こんなことになってしまったのか。彼女達は仲間ではなかったのか?

美優(うらやましいなぁ……、私も早くあんな風に狂えたら楽なのに……)

楓(プロデューサーさんかぁ……。もう、吹っ切れちゃった方がいいのかな?死んじゃったら楽になれるのかな?こんな辛い気持ちから)

菜々(もう、ウサミン星人なんて……、言ってられない……、もう…、辛いだけ……)


大人は自分自身を救うことで精いっぱいなのだ。他の人なんて救っていられる余裕なんてない。彼女たちは大人であるがゆえに狂気の世界へと一歩、あしを進めてしまったのだ。














留美「P君、こんな分からずやの世界なんて去って、二人だけの世界に閉じこもりましょう……」


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