過去ログ - 竜華「何で死んでもうたん怜……?」 怜ちゃん「何でやろな〜」
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19: ◆lhQ1p.wlng[saga sage]
2013/08/14(水) 22:36:32.00 ID:tJOLQydwo
放課後の部室のミーティングルームで竜華とセーラは泉と浩子に昼休みの話を説明していた。

「気配、ですか」

「またこう……あやふやな話ですね」

二人とも昨日怜ちゃんの話を聞いた後と同じように顔をしかめている。

「もうオカルトというかファンタジーの域に入っとりますね」

「どう違うん?」

「この世界の話とは思えないってことですよ。ニュアンスの違いですけどね」

首を傾げたセーラにぼやくように返して浩子は眼鏡の位置を調えた。

「弘瀬菫のシャープシュート受けた時のこと思い出してもうた……」

顔を青ざめさせた泉が身震いして体を抱きしめる。

「そーいやポンポン射抜かれとったな。振り子みたいに首揺らして、あら傑作やったわ」

「笑い事じゃないですよ。こっちはちょっとトラウマになってるんですからね」

膝を叩いて笑うセーラを泉は先輩だから遠慮がちにだが睨み付けた。

「けどどうしましょうか」

「麻雀打てばええんとちゃうんか?」

「昨日打ったとき何か感じたんですか?」

「いや……」

浩子の問いかけにセーラは首を振った。泉は彼女に同意するように首を縦に振る。

「あっ、けど昨日の清水谷先輩って園城寺先輩の力使っとりませんでしたよね? 使ってみたら見えるかも――」

「泉!」

泉の提案をセーラが鋭い声で止めた。

「あっ……」

一瞬怒鳴られた意味がわからなかった泉だったが竜華の表情を見て察し、申し訳なさそうに押し黙る。

怜ちゃんの能力のあらましについてはここにいる全員が知っていた。能力の制限についても。

「……」

嫌なことを思い出して竜華は複雑な顔をしていた。


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