過去ログ - 竜華「何で死んでもうたん怜……?」 怜ちゃん「何でやろな〜」
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21: ◆lhQ1p.wlng[saga sage]
2013/08/14(水) 22:37:29.29 ID:tJOLQydwo
『……すまんかったわ皆』

「……」

三人は促されて頭を下げる怜を――三人からすれば怜がいるであろう場所をじっと見据えていたがやはり見えないようだった。

「すまんかったって謝ったで」

解放されてまた飛び始めた怜に変わって竜華が教えると三人は安堵の息を吐く。

「心臓に悪いでほんま……こら泉!」

「は、はいぃ!」

「お前が余計な言うからなぁ!」

「今はそんなことよりどうやって園城寺先輩を視認出来るようになるかやろ」

泉を叱り飛ばして縮こまらせるセーラの首根っこを掴んで止め、浩子は考え込むように唇に手を当てた。

「園城寺先輩側から何も出来へんなら私らが変わらあかん……」

「変わるたってどう?」

「私に聞かれましても……能力の気配に敏感になるってどうすりゃええんですかね?」

「さあ?」

『さっぱりわからんわ』

五人で考えてみるが具体的な案は中々思いつかない。

「能力に慣れるとか?」

始めに案を出したのは浩子だ。

「慣れるって?」

「誰かの能力を受け続けたりすれば或いは……」

竜華の質問に答える浩子の口調は自身でも案に納得出来ていないようだった。

当事者である竜華と怜ですらわからないことに納得できるわけもないのだが。

「能力受け続けるて……」

「弘瀬に的にしてもらおか。なっ、泉」

「やですよそんなん! それやったら宮永照にぼこられた方がマシですわ!」

明らかに冗談とわかるセーラの提案を泉は泣きそうになりながら跳ね除ける。


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