過去ログ - 竜華「何で死んでもうたん怜……?」 怜ちゃん「何でやろな〜」
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49: ◆lhQ1p.wlng[saga sage]
2013/08/19(月) 00:33:39.00 ID:es8x9f8Zo
「まあやる気出したところで今やれることなんてな〜んにもないんだけどね」

「淡っ!」

またもや冷や水を差す淡の頭に照は拳を落とした。

「いた〜い! テルーがぶったぁ!」

「……あいつやっぱただKYなだけやないん?」

「……否定は出来ん」

それほど強く叩かれたわけでもないのに頭を押さえて涙を浮かべる淡を冷ややかな目で見ながらセーラと菫は言葉を交わす。

「何にも出来へんこたないやろ。こんだけ雀士が揃っとって麻雀の一つも打たんのはありえへん」

「だけど私達と打ってもたぶん能力は……」

卓を掌で叩いて示す浩子に照は困惑する。

「何がきっかけになるかわからへんやないですか。技術を極めることで目覚める能力もあるかもしれませんし」

彼女のようにと浩子は大騒ぎする淡に溜め息を吐く菫にちらりと目線を送った。

「なるほど、一理ある」

「せやから一局お願いします」

「わかった」

「何? 麻雀打つの? 私も!」

浩子の頼みを照が快諾すると聞きつけた淡が飛び込んでくる。既に涙はなく期待に爛々と輝いてた。

「弘瀬さんもええですか?」

「ん? 私も入っていいのか?」

観戦に回るつもりだった菫は自分が指名されたことに驚き聞き返す。

「格上三人相手にしようなんて中々強気だねぇ」

千里山はインターハイで白糸台に敗北している。打つ面子によって大きく展開は変わるだろうが、自分達に勝ったチームの三人を相手にするのは難しいと考えるのが普通だ。

菫が自分が混ざってもいいのかと訊ねたのもそれが理由だったのだが、浩子は自信満々に淡の揶揄に笑ってみせる。

「今はやる気満々やからな。調子乗ってると足すくわれるで」


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