過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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444: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/26(月) 21:10:01.76 ID:TInU7+WSo

まこ「それじゃ行くか。荷物は持ったな?」
京太郎「うっす。大丈夫です」

まこの言葉に学校指定のカバンを持ち上げながら、京太郎は小さく頷いた。
それを確認してから歩き出す京太郎たちは裏口からそっと雀荘を抜け出す。
そのまま一分も歩いた頃にはこじんまりとした民家が二人の視界に入ってきた。
そして、年季の入った、けれど、くたびれている訳ではないその家の扉を二人はそっとくぐる。

まこ「ただいま」
京太郎「お邪魔します」

二人別々の挨拶をしながらも、その返事はない。
まこの住むこの家にはまだ両親ともに帰ってきていないのだ。
二人が勤める雀荘は昼ごろから夜遅くまで開いているのだから。
時間的にはまだピークを抜けた頃くらいである以上、主戦力である二人が抜ける事は出来ない。

まこ「京太郎は部屋に上がっといてくれ」
京太郎「…良いんですか?」

勿論、そんな事はまこも京太郎も分かっている。
だからこそ、尋ねる京太郎の言葉は当然のものだろう。
本人にそのつもりはないとは言え、その気になれば幾らでも犯罪行為だって出来るのだから。
警戒されすぎるのは悲しいが、後輩とは言え、男なのだからもう少し気をつけた方が良いのではないか。
無防備と言っても良いまこの言葉にどうしてもそう思ってしまう。




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