過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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484: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/27(火) 23:02:28.07 ID:qnnK4ylgo

京太郎「(さて…どうするべきかなぁ…)」

そこで京太郎が逡巡を覚えるのはまこの不安を京太郎も感じ取っているからだ。
自分と特訓している時にも時折顔を出すその感情をそのままにはしておけない。
京太郎がまこの事をこうしてデートに誘ったのもそういった感情があったからだ。
しかし、それを垣間見せた今、突っ込むべきなのか、彼には分からない。
未だ自分がまこから信頼を勝ち取れては居ないのは分かっている以上、ここで突っ込んでも藪蛇になってしまうかもしれないとそう尻込みしてしまうのだ。

京太郎「…きっと何とかなりますよ。だって、うちはあの龍門渕すら破ったんですから」

結果、京太郎に選べるのはそんな何の保証もない言葉だった。
勿論、そんな事を言われてもまこの不安を晴らせる訳じゃない事くらい彼にだって分かっている。
そもそも京太郎はついこの間まで麻雀の事を殆ど知らなかった初心者なのだから。
そんな彼がハイエンドの集まりであるインターハイのことに言及したところで、何の気晴らしにもならない。

まこ「ふふ…そうじゃな」

しかし、そんな京太郎の心遣いがまこには嬉しい。
その言葉が何の根拠もない慰めに過ぎないと理解していても、後輩の優しさはまこにしっかりと届いていたのだ。
それに微かに笑みを漏らしながら、まこは少しだけ胸の中が楽になったのを感じる。
こんなにも自分たちの事を信頼してくれる後輩がいるならきっと大丈夫。
なんとなくそう思う事が出来たまこはそっと目的の階へと踏み出した。



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