過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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545: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 00:12:53.16 ID:1++sl8Eko

まこ「(ああいうタイプじゃったら…きっとモテるんじゃろうな…)」

それは京太郎にとってあまりにも失礼な思考だとまこにも分かっていた。
彼の嗜好はノーマルで ―― もっと言えば和のように女性的なタイプが好みなのだから。
ついつい彼女の姿を目で追っている京太郎を見れば、彼が和に恋している事くらいすぐに分かる。
しかし、こうしてはしゃいでいる姿は自分よりも華やかで、そして楽しそうなのだ。
見ている方も楽しくなってしまうようなタイプの方が一緒に居て喜ばれるだろう。

まこ「(あー…わしは何を考えとるんじゃろうな)」

男相手にさえもそういった劣等感を抱いてしまう自分。
それに自嘲を沸き上がらせながら、まこは背もたれにその身体を預ける。
勿論、彼女とてモテたい訳ではなく、また恋人というものを作りたい訳ではない。
そういったものに幻想がない訳ではないが、彼女の日常はとても忙しいのだから。
しかし、そうやって部活と実家の手伝いに明け暮れ、面白味のない自分を変えたいと思っていないと言えば、嘘になる。

まこ「…はぁ」

とは言え、後輩相手にまで敗北感を抱いてしまうのは自分がかなり疲れている証拠なのだろう。
今更ながらにそれに気づいたまこはそっとため息を漏らし、目頭を押さえる。
コンタクトがずれないようにと留意したそれにじゅっと疲労が溶け、瞼が痺れるのを感じた。



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