過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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574: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:37:50.51 ID:1++sl8Eko

まこ「あ…あの…き、京太郎…?」
京太郎「なん…あ、す、すみません…!」

そんな彼に呼びかけるまこの声に、京太郎はついつい振り向いてしまいそうになる。
それを途中で中断したのは、まこの服もまた濡れていると分かっていたからだ。
ここで振り返ってしまうと、まこの濡れた姿を見て、結果的に辱めてしまうかもしれない。
これ以上、自分の所為でまこに迷惑を掛けたくなかった彼にとって、それは決して選べるものではなかった。

まこ「や…あの…手…」
京太郎「…手?」

けれど、既のところで振り返るのを堪えた京太郎はその言葉の意味を理解出来ない。
そもそも彼は自責で頭の中が一杯で、思考能力の殆どもそちらに裂いていたのだから。
そんな彼が未だまこを先導するのに握った手がそのままであると気づけるはずがない。
まこの言葉に首を傾げるものの、彼は自分の手に意識を向ける事はなかった。

まこ「手…を…そろそろ離してくれると嬉しいんじゃが…」
京太郎「あ…っ!!」

そんな京太郎に答えを告げるまこに、彼はそっとその手を離した。
そのまま頭をバス停にぶつけたくなるのは、自分の失態がまたひとつ増えたからだろう。
これ以上、まこに迷惑を掛けたくないと言いながら、自分は一体、何をやっているのか。
そう思うと、自己嫌悪が湧き上がり、無性に雨の中を走りたくなる。



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