過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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607: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/03(火) 23:27:43.04 ID:JlgDRo1Ao

京太郎「(俺は何をやってるんだろ…)」

京太郎がそう思うのは、染谷邸の浴室の中だった。
薄紅色の上品なタイルで覆われたそこは決して綺麗にされている。
家の外観からは想像も出来ないくらいにしっかりとしているそれは、普段から掃除されている証だろう。
水垢一つ残っていないその空間の中で、京太郎は裸になりながら、身を縮こまらせていた。

京太郎「(いや…俺にだって分かってるんだ。これが一番だって事くらい)」

実家に帰れば着替えがあるまこと違い、彼に着替えはない。
その身体を多少拭いたところで服が吸い込んだ水分が体温を奪っていくだろう。
それを防ぐ為にもとっととそれを脱ぎ去って、風呂で身体を温めるべきなのは理解できていた。
しかし、異性である先輩が日常的に利用している浴室だと思うとどうにも場違い感は拭えない。
そうやって先を譲ってくれたまこに押し切られた事も含めて、どうしてこうなってしまったとついつい思ってしまうくらいに。

京太郎「(とりあえず…さっさと上がらないと)」

勿論、まこは既に身体を拭いて、着替えている事だろう。
だが、それで失った体温がすぐさま戻ってくるかというと決してそうではない。
彼女もまたびしょ濡れになっていた以上、出来るだけ早くシャワーを浴びたいだろう。
そう理解しながら京太郎はぎこちなく、シャワーコックをひねり、温水の雨を降らせた。


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