過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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731: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:47:51.91 ID:DtkKb4Jxo

和「(この形なら…)」

観察力と集中力。
思考を支えるその二柱を強固にしつつある彼女にとって、それは一瞬で記憶出来るものだった。
そして同時にそこから派生するであろう和了の最終形まで計算した彼女はそっと小さく勝利の予感を感じる。
和のそれは典型的なタンピン型で待ちも広く、手を進めやすい。
けれど、京太郎のそれは待ちは狭く、また回避も容易だ。
その分、点数こそ高いものの、今回に限ってはそれは決して脅威ではない。
今回の麻雀は点数をやりとりするようなものではなく、あくまで和了るか和了らないかを目的としたものなのだから。

京太郎「よいしょっと…」

そう思う和の前で京太郎は見られたその手牌を元へと戻していく。
小蒔を愛撫している関係上、片手しか使えないその仕草は決して素早いものではない。
再びそれらが卓の上に直立したのは一分ちょっとが経った頃である。
その間にも欲情を強める小蒔は京太郎に抱きつき、その身体を揺すっていた。
手持ち無沙汰の間、その様を見せつけられた和の頬が紅潮し、身体の中に宿る興奮が強まっていくのを感じる。

京太郎「待たせて悪い。それじゃやろうか」

それを京太郎ははっきりと感じ取っていた。
入部した当初から和の事を見続け、そして幾度となく能力の餌食にした彼にとってそれは明白なものだったのだから。
きっと和もまた小蒔たちと同じように発情し始め、自分を求めてくれいる。
何時もの彼女であれば、きっと何ら遠慮する事なくその身体をすり寄せ、京太郎を誘惑した事だろう。
しかし、小蒔と漫がいる状態でそんな気にはどうしてもなれず、和はそれをぐっと押さえ込んでいた。


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