過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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902: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/07(土) 01:25:25.35 ID:YJUSyvGCo

―― 人生というのは数奇な巡り合わせの連続だと誰かが言った。

それを同意するのは、俺がまたその巡り合わせに翻弄されてきた側だからだろう。
元々、俺は多少、裕福なだけの家庭に生まれ育ち、ごくごく平凡に育ってきたのだから。
多少、中学2年生の頃の感覚を引きずってはいたものの、それも酷いものではなく、ただの許容範囲でしかない。
身体も貧相な訳ではないが特に鍛えてはおらず、勉強だってまったく出来ないって言うほどじゃない平凡な男。
高校一年生の秋までは俺はそんな男であった。

―― それが変わったのは、恐らくインターハイがキッカケだったんだろう。

好みの女性を追いかけて入った部活で、この世には確率では計り知れない異常な力がある事を俺は知った。
所謂、オカルトと呼ばれるそれが火花を散らし、ぶつかり合うところを俺は目撃したのである。
そして、俺もまたそんな能力が欲しいと、そんな風に戦ってみたいと、そう思った。
それは中学2年生の頃の特殊な自分に対する憧れを捨てきれなかったからなのかもしれないし、或いは、大舞台で闘う彼女たちがキラキラと輝く様が羨ましかったのかもしれない。
今の俺にはもう分かる由もないが…確かな事はただひとつ。
そんな俺の想いに答えてくれたのは、これまたお節介な縁結びの神様だったと言う事だろう。

―― お陰で俺の人生は大きく変わった。

『ある特定の特徴を持つ女性から和了ると発情させ、自分に依存させる能力』
俺が目覚めた能力を極簡潔に説明すれば、そうなってしまう。
勿論、そんなもの、最初から認められるはずもなく、俺は周りの協力を得て、試行錯誤を繰り返した。
だが、その結果、俺は三人もの犠牲者を出し、そして彼女たちの人生をねじ曲げてしまったのだ。


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