過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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904: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/07(土) 01:26:17.67 ID:YJUSyvGCo

―― それも今では良い思い出だけどな。

その後、俺は大学の法学部へと進んだ。
それは神代家での出来事が、俺の中で大きな影響を与えたからなのだろう。
護るだの幸せにするだの言っておきながら、あの時の俺は法という大きな障害の前で何も出来なかった。
存在こそ知っているものの良く理解していない論理を振りかざされ、歯噛みするだけの子どもでしかなかったのである。
あの時、霞さんたちが援護してくれなければ、俺は小蒔を奪われていたかもしれない。
そう思った俺はその進路を法学部へと向け、もう勉強を始めた訳だ。

―― そして…意外と法律関係は俺に合っていたらしい。

自分でも明らかに不適正だと思ってはいたが、在学中に特に困る事はなく、順調に卒業やインターンシップに進む事が出来た。
勿論、それは俺の事を気に入ってくれた和の親父さんが色々とバックアップしてくれたお陰でもあるのだろう。
厳しいながらも良き教師として俺の質問や勉強に付き合ってくれた親父さんは今でも俺の師匠だ。
こうして独立し、事務所を構えるようになった今でも、和の親父さんには頭があがらない。

―― まぁ…色々とあったからな。

そうやって俺に良くしてくれたのも俺が和の恋人であると思ってくれていたからだ。
しかし、それは正しくはあるものの、現実からはズレている思い込みである。
俺の恋人は和だけではなく、他に漫や小蒔という二人の恋人がいるのだから。
それを知った時には烈火の如く怒られ、文字通り半殺しの目にあった。
とは言え、正直、殺されないだけマシと思うのは、それだけ俺が最低な事をしているからだろう。
親として、そしてそれなりに俺に目を掛けてくれていた師として、親父さんが切れるのも当然だ。


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