過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 2【ダンガンロンパ】
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12:DEW ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/08/14(水) 17:24:29.35 ID:SpXi+/Tn0

舞園「それで! えっと。そう。セレスさんからも情報があると聞きましたけど」

セレス「そうですわね。不二咲くんなら話して大丈夫でしょう」

セレス「霧切さんの<才能>について、一つの仮説を立ててみました。聞いてくださいますか?」

不二咲「うん。……気にならないっていうのは、やっぱりウソになるしね」

舞園「私が以前に訊いたときは……言えないという答えでしたね。言わないではなく、言えないと」

セレス「なるほど……この仮説の補強材料となりそうです」

セレス「お二方は、違和感を感じませんか?」

舞園「違和感?」

不二咲「えっと。何に?」

セレス「それが普通の反応だと思います。ですが霧切さんは以前にわたくしにそう訊いてきたことがあるのです」

セレス「『違和感を感じないか?』と。霧切さんにとっては、違和感というワードだけですぐにそれとわかるような」

セレス「そんな、当然のことを聞いているように思えました」

不二咲「んん……それが、<才能>と……どう関係があるの?」

セレス「一度、一人、わたくしから『違和感』というワードを使って尋ねてみたことがあります」

セレス「相手は江ノ島さんです。『違和感を感じないか』という問いに」

セレス「彼女はこう答えました。『何か大事なことを忘れている気がする』と」

舞園「それって……まさか」

不二咲「自分の<才能>を忘れちゃってる、ってこと?」

舞園「そんな話が……あるんですか?」

セレス「今は常識を置いておきましょう」

セレス「言わないのではなく言えないと答えたことも、これなら頷けるのではないですか?」

不二咲「そりゃあ……忘れているとしたら、当然だよね」

セレス「さらに言うなら、例の写真の件もあります」

舞園「あれも、ただの嫌がらせじゃなくて……」

不二咲「そ、それって……もしかして、ぼくたち全員が」

セレス「一度出会っているのかもしれません……この入学前に」

舞園「さ、さすがに……それは……」

舞園「い、いえ。今は常識を置いておくんでしたね」

不二咲「でもそれなら、霧切さんと江ノ島さんだけ、違和感を感じたんだろう?」

不二咲「霧切さんは<才能>を忘れているなら、江ノ島さんは何を忘れているの?」

セレス「……さすがに、仮説というには極端すぎるとは思います」

セレス「わたくし達はともかく、霧切さんに記憶の障害が起こっている可能性は」

セレス「あくまで可能性の一つとして考えていただきたいのです」

舞園「でももし、記憶を消してまでコロシアイをさせたとしたなら」

舞園「黒幕を許せない理由が一つ、増えましたね」

不二咲「……も、もし……ぼくらが以前からの知り合いだったとしたら……?」

不二咲「そんなのって、ないよ……!」

セレス「……今日は解散しましょう。不二咲くん、このモノクマの解析の方、お願いします」

不二咲「うん。わかった。頑張るよ」




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