過去ログ - 妹「鈍感で優柔不断で、どうしようもない私のお兄ちゃんは」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:42:12.08 ID:hMc2If4N0
準備は順調に進んだ。

我が「旅行同好会」史上最大となるであろう今回の旅行は、お兄ちゃん持ち前の行動力で円滑に計画が進行した。

今回の旅行の目的は、当然「避暑」だ。こう暑くては、何事も敵わない。

今までこの同好会では、日帰り旅行ばかりだったけど、お兄ちゃんいわく、

「夏の真の敵は寝苦しさ」らしく、宿泊が決定した。

避暑地でいざ快眠を!というのがコンセプトであり、観光の要素はあまり含まない
旅行となっている。




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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:43:24.42 ID:hMc2If4N0
同好会メンバー、友くん、女さん共に異は唱えず、私も当然賛成した。

そもそもこの同好会、お兄ちゃんが小さい頃からの友人しかおらず、さらに
旅行以外の活動もしばしば、というお兄ちゃんにとって大変都合のいい場所だ。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:44:07.94 ID:hMc2If4N0




唸る猛暑にまたな、と告げ、車に乗り込む。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:44:52.38 ID:hMc2If4N0
それからは、いつもの会話。他愛もないやつ。

目的地までは大体3時間くらい。そして、一時間もすると、いつものアレが始まった。

「・・・寝たか」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:45:19.88 ID:hMc2If4N0
「そう思って、昨日はたくさん寝たよ。・・・妹ちゃんと女は寝れなかったんだろうね」

「だろうな。昨日は妹が夜中に何回もリビングでお茶を飲んでた」

朝起きると、シンクにコップがずらりだった。洗う方の身にもなって欲しい。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:46:31.39 ID:hMc2If4N0
「おっ、湖、見えてきた!」

意外と早い。三時間の運転は正直だるかったのだが、案外・・・


以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:47:13.81 ID:hMc2If4N0
結局、着くまでには予想していた三時間がかかり、予想していた通りのだるさが俺を襲った。

だがしかし、目的地は、俺の予想をはるかに上回った。

「す、涼しい・・・!半端ない!」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:47:45.62 ID:hMc2If4N0
・・・さて、車の中の眠り人を起こさねば。

「おーい、着いたぞ」

「・・・・・・」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:48:30.42 ID:hMc2If4N0
「いいとこだね。すっごく涼しい!」

女も俺と同じく暑さに弱い。最も嫌いなものは、と問えば、「猛暑日」と答える奴だ。

それに対して、友は暑さが得意だ。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:49:27.28 ID:hMc2If4N0
ところが、この旅館もなかなか味がある場所だった。これといって目立つところはないのだが、風情、といったものが滲み出ている。

部屋は当然二部屋だ。こういったとこはしっかりしないと。

二手に分かれて別々の部屋へと向かう。夕方からお祭りがあるらしく、それまで
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 17:51:31.88 ID:hMc2If4N0
そして、

「兄も一緒にどう?」

と誘われる。うむ、まだ風呂には早い気もするが悪くない。
以下略



12: ◆F1WWW0M6hQ[sage]
2013/08/14(水) 18:01:56.33 ID:XIrC+smYo
はよ


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/14(水) 18:23:14.22 ID:lbjjN7aMO
期待


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 20:59:23.08 ID:hMc2If4N0
道具も持って、いざ風呂へとドアを開けると、同じことを考えていた二人が。

「おお、風呂か」

「・・・お兄ちゃんもお風呂でしょ」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 21:00:12.40 ID:hMc2If4N0
・・・しかし、露天風呂からの景色はそれはそれはたいそうなものだった。

「おおーっ。すごいな」

「だね」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 21:00:58.68 ID:hMc2If4N0
目一杯風呂を楽しみ、部屋に戻ったところでハプニング。

・・・お約束だな。

「湯あたり?」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 21:02:01.02 ID:hMc2If4N0
「僕、見てるよ、女と兄はお祭り行っといで」

「そ、そんな!・・・いいの?友くん」

女は責任が自分にあると思ってるのだろう。妹の自己管理が悪い、と言いたかったが、
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 21:03:09.05 ID:hMc2If4N0
「友がいいって言ってるんだからいいだろう。妹の分まで楽しもうぜ」

「で、でも・・・」

女はまだ食い下がる。・・・そんなに気にすることか?
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 21:03:44.99 ID:hMc2If4N0




太鼓の音が響いて、売り子の声がうるさくて、ってほどの大きさの祭りではなかった。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 21:04:47.70 ID:hMc2If4N0
「思った程、混んでないな」

お祭りは混んでいる、という等式は成立していると思っていたのだが。

「そうだねー。まあ、これくらいが楽かもね」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/14(水) 21:05:14.22 ID:hMc2If4N0
俺たちは大学生だ。

大学生が、はたして普通に祭りを楽しめるだろうか?

・・・NO、だよな。
以下略



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