過去ログ - 女勇者「魔王城というより…館?」
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40:投稿者[sage]
2013/08/16(金) 23:31:56.53 ID:tMS0PwVh0
-小さな小屋-
女勇者「う…ここは?」
?「動いちゃダメですよ?」
女勇者「き、貴様…!何者だ?目的はなんだ!」
?「魔王様直属の部活の側近です」
女勇者「側近…貴様が?」
側近「ええ…魔王様とお話をしたのですか?」
女勇者「自称『魔王』とだがな…」
側近「フフッ…あの方はあれでも『魔王』なんですよ?」
女勇者「ま、まさか…本当に…」
側近「まあ…あんな感じですからね…」クスクス
女勇者「アイツが魔界を統治しているのか?」
側近「名目上ですがね」
女勇者「名目上…形だけか…」
側近「あの娘はちゃんと喋れてましたか?」
女勇者「無論だが…なぜ?」
側近「あの娘…私と幼なじみのサキュバスちゃん以外と会話したことないんです…」クスクス
女勇者「な…」
側近「まあ昔から本が大好きで…その中でも『勇者の話』が好きなんです」
女勇者「アイツがか?」
側近「ええ…奥の部屋…見ました?」
女勇者「いや…なぜ?」
側近「あそこ…勇者用のゲストルームなんですよ!」
側近「『いつか勇者が来たらもてなそう…』って」クスクス
女勇者「そうだったのか…」ウルウル
側近「えーっと…大丈夫ですか?」
女勇者「ああ…」
女勇者「それより…どうしてここに?」
側近「決まってるじゃないですか!」
側近「貴女と魔王様の為にわざわざ小屋まで建てて邪魔しないようにしてたんですよ?」
女勇者「えーっと…すまない…」
側近「でも…2日前貴女があの様子じゃ…」
女勇者「2日前!?」
側近「ええ…ずっと寝ていたんですよ…貴女?」
女勇者「すまない…少し用ができた。ありがとう!」
側近「気を…つけてくださいね…勇者」
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