109:『初めてのお友達』[saga]
2013/08/29(木) 20:11:12.39 ID:ZXJnDmm50
「ここね」
待ち合わせの場所はクレープの移動販売車がある場所。
なのだが、白井がいないのだ。
「しょうがないわね、たしか初春飾利さん・・・だったかしら」
柵川中学の制服に頭に大きな花飾りを着けているらしい。
(大きな花飾りって・・・・・・え・・・)
いたのだ。頭に大きな花飾りを着けた少女が。
「あなたが、初春飾利さん?」
「そ、そうです!あなたが御坂美琴さん!?ど、どうして私のことを・・・」
「そりゃあ、そんな特徴的な花飾りを着けてれば・・・」
「あーーー!!」
「あ!」
美琴は声を上げた少女に見覚えがあった。
あの日、不良に絡まれていた少女だ。
「佐天さん!御坂さんとお知り合いなんですか!?」
「ほらこの前に私を助けてくれた男女がいるって話してくれたじゃん!この人だよ!!」
佐天と呼ばれた少女は美琴の手を取って
「この前は本当にありがとうございました!私、佐天涙子って言います!!」
「え、ええ・・・よろしくね」
「そうだ、何かお礼をしないと・・・あ、今はこんなものしかないけど!」
お礼なんて、と言おうとしたが、佐天がポケットから取り出したものに美琴は目を惹かれた。
「か、可愛い!え、いいの?くれるの!?」
「き、気に入ってくれるのなら」
「ありがとー!!」
美琴はギューッ!と嬉しさのあまりに佐天を抱きしめた。
「お姉さま!!」
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