過去ログ - 美琴「まったく、遅いわよ」
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257:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 23:34:17.90 ID:SsajHDPY0
しかたなく缶ジュースを持って歩くと、上条はベンチに座っていた。

「(いやいや自分の彼女が犯罪に手を染めてんだから止めたくては・・・・・・)」

何やらブツブツと呟いている。
美琴は缶ジュースを一本、上条へと差し出す。

「・・・・・・なんか、これを受け取ったら傍観者から一気に共犯者になる気が」

重いのでとりあえず美琴は缶ジュースをベンチに置いた。

「いいのよ、あれは私の1万円札を飲みこ・・・・・・」

そこで美琴は暗い顔となる。

「・・・・・・ま、負けた」

ズーン、と落ち込んでいる美琴。

「ほ、ほら。お互い飲み込まれたことに変わりはないんだから、金額の差で落ち込むことはないって、な?」
「・・・・・・う、うん」
「それにいくら短パン穿いてるからって足の付け根まで見えることに変わりわないんだし、やめろよね?」
「う、うん」

上条に説得され、納得する美琴。
もう2度と自動販売機は蹴らないぞ、決心した。

「お姉さま?」
(え・・・・・・?)

美琴と同じ顔、同じ常盤台中学の制服の少女がそこにいる。
違いがあるとすれば,その額のゴーグルだ。


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