過去ログ - 美琴「まったく、遅いわよ」
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442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/22(日) 02:12:55.90 ID:GXKxnrmQ0

「さすがエンゼルさまだ。俺が欲しい答えをちゃんとくれる!」

火野は黄色い布を取り出すと、それで自身の血のついたナイフを拭き、少女目掛けて投げつけ、先ほどの出てきた床の穴から逃走を図る。
少女はただ、首を少し横に傾けるだけで飛んできたナイフを避けてしまった。標的を失ったナイフは一直線に進み、

「うわっ!」

慌ててよけるも、ナイフは上条の頬を掠め、壁に突き刺さった。
立ち上がろうとする上条だが、視界がぼやけ、しっかりと立っていられなくる。火野はあの布に毒を仕込んであったのか。学園都市の能力開発である程度の薬物には耐性がついているおかげか、すぐに意識が途絶えることはなかったが、動けず、立っているだけでも精一杯だ。
ナイフを避けた少女は今度は金槌を取り出し、先ほどと同じ速度でその金槌を日野が逃げた場所の床に叩きつけたが、そこに日野の姿は無く、穴が広がるだけだった。
少女は追おうとするも、倒れかける上条に目を向けた。

「当麻!?」
(み・・・・・・こと?)

今の騒ぎで気づき、美琴が駆けつけたのだろう。
そこで上条の体が傾いた。
黒く染まりゆく視界の中で、最後に見えたのは美琴の腕だった。


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