490:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga ]
2014/02/02(日) 02:21:24.91 ID:mZLlSlW30
「…え?」
お土産程度じゃ意味が無いと、刀夜はそう言った。
「父さん、母さんどこ行ったかわかるか?」
「ん?今頃海の家で皆と休んでいるはずだが?」
今頃、本物の上条詩菜はどこかの誰かと入れ替わっているはずなのに。まるで、インデックスが上条詩菜であると思っているかのように。
「あの『御使堕し』を発動させたのは……」
「エンゼルフォール?ご何だいそれは。あいにく流行には疎くてね」
刀夜の答えに嘘偽りは感じられない。
それでも上条や美琴、土御門らと違い、一般人であるはずの上条刀夜だけが入れ替わっていない。
(だけど『御使堕し』の影響を受けている。それじゃあもしかして)
そこでザッと、砂を踏む音がした。
振り返るとそこには、
「ミーシャ=クロイツェフ……やめろ、待ってくれ!父さんは何も知らないんだよ!!」
『御使堕し』の犯人が刀夜であると知ったミーシャ=クロイツェフは刀夜を抹殺することで事件を解決させようとしている。
昨晩火野神作を腕を圧し折ったようなことをされては、刀夜には耐えられないし、上条と美琴で阻止する自信もなかった。
「解答一。その懇願を受け入れなれない」
「待ちなさい!」
ノコギリを構え、踏み込もうとするミーシャ=クロイツェフを止めたのは、神裂火織だった。
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