70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/26(月) 07:03:21.71 ID:KUOKbPxC0
「え、く、黒子!?」
どうやら美琴の知り合いのようだ。
「まあお姉さま。まあまあお姉さま!周囲に誰もいないとはいえこんな街中で接吻とは!」
「な、何言ってんのよアンタは!!」
「初めまして殿方さん。私、お姉さまの梅雨払いをしております、白井黒子と申しますの」
「は、はあ」
白井黒子は上条の手を掴みながらまじまじと上条を見ていた。
「あ、あの…」
「どうしても私にはあなたがお姉さまにふさわしいとは思えませんが」
「なっ!」
「な、何言っているのよ黒子!わ、私がコイツと・・・!」
「ですが現にキスをしようとなされたではありませんの」
「ぐっ」
反論のしようのない事実を突きつけられ、美琴は狼狽え、上条は未だに現状を理解できていなかった。
そんな2人を尻目に白井は美琴の手に触れた。
「それではご機嫌よう、殿方さん」
「ちょっ、くろ―――」
シュンッと突然、美琴は白井黒子という少女と共に消えてしまった。
「・・・・・・何だったんだ?」
不思議に感じたのと同時に助かった、とも上条は思った。
あのまま、その場の雰囲気に流されてキスをしていたら、上条としては納得の行かない結果になっていたかもしれないからだ。
(それに・・・・・・)
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