過去ログ - 美琴「まったく、遅いわよ」
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94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/28(水) 20:11:22.71 ID:woBRyzTe0

美琴と付き合い初めて1週間以上が過ぎた。
上条には悩みがあった。
美琴の趣味が子供っぽいとか、意外と天然な部分というのもあるが、そんなものは問題にならない。
喧嘩をしたわけでもない。
では一体なんなのか
それは、

「どうしたのアンタ?」

一度も彼女は上条を『アンタ』としか呼ばないのだ。
上条の様子がおかしいことに気づく美琴だが、今日も今日とてアンタ呼ばわりだ。

「もしかして、私アンタに何かした?」
「それだよそれ!」
「それって、何よ」

いきなり「それ」と言われても訳がわからないのは当然である。
が、今の上条は何も考えていなかった。

「いつもアンタアンタって!!」
「つまり、アンタは名前で呼んで欲しいと」
「ぐっ」

何も間違っていないし、むしろ気づくようにしたのは上条自身だ。。
けれどもそんなくだらないことで悩んでいたのがバレて恥ずかしかった。

「当麻」
「!!?」

突然の襲撃に思わず鼻を押さえてしまう上条。

(やべ、可愛い!)
「も、もう一度」
「当麻」


その可愛さに負けた。

「当麻当麻当麻」
「うぉおおぉ」

からかっているとわかった。
けれども美琴が可愛すぎて何も言えない上条であった。
その日から美琴は上条の呼び方を『アンタ』から『当麻』へ変えた。





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