過去ログ - ジョセフ「お前がディオ・ブランドーか」ディオ「そういう君は
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[saga]
2013/12/01(日) 18:09:01.14 ID:IyldB1Gv0
倒壊した崖下で、ジョジョはぶんぶんと頭を振り、かかった砂や石を振り落す。
ジョセフ「みんな無事か!?」
スピードワゴン「な、なんとか……」ガラ…
ポコ「ふえええ……」
ツェペリ「しかしわしらはどこへ落ちたのだ? タルカスは崖を崩したようだが……」
スピードワゴン「な!? おい見ろ!!」
真っ先に気付いたのはスピードワゴンだった。
ジョジョ達が落下した場所のすぐそばから、さらに切り立った絶壁になっている。
その絶壁の下には奇妙なほど立派な建物が連なっていた。
ポコ「昔の騎士たちの修業場だよ! お化けが出るってんで、村の皆は近づかないけど……」
スピードワゴン「落ち場所がもう少しずれてたらまっさかさまだったな……」ゾォ…
ツェペリ「この場所はまずいな……今タルカスに襲われてはひとたまりもないぞ」
ジョセフ「しかし奴は間髪入れず襲ってくるはずだ。奴としてもその為に崖を崩したんだろうしよォ〜。そら、噂をすればお出ましだ!!」
タルカス「グフゥ〜…てめえら血の詰まった皮袋共がァ。どいつもこいつもずたぼろにしてくれる!!」ドバォウ!
スピードワゴン「崖の上から飛び降りてきた! や、やはりこの場所で俺たちを仕留める腹積もりか!」
ジョセフ(チィ! どうする!? 絶壁に突き落とされでもしたらみんな死ぬ! それにスピードワゴンやポコを庇いながらの戦いは流石に厳しい!!)
ツェペリ「ジョジョ! まずはこの場を脱出するぞ!! 足元を見ろ!!」
ジョセフ「足元…?」チラリ
ジョセフ「成程ピンときたぜ! スピードワゴン、ポコ! 俺たちの体に掴まれ!!」
ジョジョとツェペリは同時に地面に手をついた。
その手の周りには、多くの木の葉が落ちている。
ジョセフ・ツェペリ「「『生命磁気への波紋疾走(オーバードライブ)』!!」」
二人が波紋を発生させると次々に葉っぱが集まり、長さ5mほどにも及ぶ大きな葉形を形成する。
ジョセフ「飛ぶぜぇぇええええええ!!!!」
巨大な葉をパラシュートの代わりとし、宙を舞う。
このまま順調にいけば絶壁の向こう側まで辿りつけるだろう。
空を飛ぶ手段を持たないタルカスにジョジョ達を追う術はない。
ポコ「すげえや! 兄ちゃん達何者なの!? 魔法使い? それとも天から降りてきた神様の使い!?」
スピードワゴン「まったくだぜ……こんなことまで出来ちまうなんて、波紋ってのは一体なんなんだ!? ツェペリのおっさん! あんた一体何者なんだ!?」
ツェペリ「いいだろう…君も石仮面の運命に片足を突っ込んだ身…わしの過去をちょっぴりだけ話してやろう」
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